いくつかの情報があり、三番瀬、谷津、稲敷方面を一挙に回ることにした。三番瀬は早朝ではあったがすでに干潟は大きく広がっており鳥は分散しており探しにくかった。しかし特に新しいメンバーは見られない。ハマシギの数が増えてきている。しかしこの時期のハマシギはここで越冬する個体群ではなく、通過個体ではないだろうか。他にミユビシギの個体数の増加、引き続き滞在中のオバシギなどが目についた。その後谷津干潟に寄る。アカアシシギ、キリアイなどの情報があったのだが残念なことに両種とも見つけることはできなかった。干潟が大きく広がり、見つけにくいこともあるがそれでも三番瀬では見られなかったメダイチドリを見つけることが出来た。谷津に立ち寄った理由はもう一つ、以前お世話になったMさんの個展を見たかったのだ。鳥の細部の描写が素晴らしい・よく知られた図鑑の表紙の原画も見ることが出来た。その後稲敷方面に向かい正午前に到着、一通りのポイントを廻ってみた。エリマキシギ、ウズラシギなども見られたが今までの個体とは別な新たに到着した個体であろう。ウズラシギは幼鳥であろうがあまりにも幼く、全体がまだアンバランスで距離が遠いこともあってウズラシギであると確定できるまでに時間がかかってしまった。(この個体についてはウズラシギと断定するには多くの疑問点がありなお、検討中です。14時30分、慌ただしく走り回った挙句に早めに撤収することにした。170915記
その後ベテランバーダーやシギチに詳しい方々のご意見をお聞きした結果、例えばハマシギとヒバリシギの交雑個体である可能性が高いのではないかとの意見が多く寄せられました。勿論写真からでは断定は出来ないし、確定することも不可能です。このような交雑個体はマイフィールドでは2001年8月に河内町で、2009年8月に我孫子市で観察されています。2001年の個体はサルハマシギXアメリカウズラシギ(Cox's Sandpiper)の可能性が高いということでした。また、2009年の個体はハマシギが関係した交雑個体と推定されたと記憶しています。170916記
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