早朝の三番瀬に谷津干潟を組み合わせて近間の短時間鳥見に出る。三番瀬到着の6時半頃、すでに潮は上げてきており干潟も狭まっている。到着早々目の前にコオバシギが降りてくる。しかし私は気が付かず遠くから顔見知りのバーダーが合図を送ってくれている。ようやく気が付くがホントに目の前だ。近いだけに久しぶりに見るコオバシギはことさら小さく感じる。コオバが最優先目標だったので後は余裕で干潟を歩いたのだが干潟が少なくなって鳥たちもネットや棒杭で休憩モードになってしまった。ミヤコドリも随分増えてきたようだ。他にオバシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギ他を確認して谷津干潟に移動する。こちらもほぼ満潮状態で僅かに残った干潟にもセイタカシギが1羽のみ。少数のダイゼン、キアシシギを見るのみであった。キリアイ、アカアシシギを見たかったのだが一旦撤収することにした。午後になり改めて鳥友からの連絡で改めて出動する。午後の干潮で広がり始めた干潟にトウネンの群れが降り立ち、その中にキリアイを見ることが出来た。少し前に谷津のキリアイは脚に怪我をしていると聞いていたが、この個体はそのようなことが無いように見えるので別個体ではなかろうか。さらに飛来したダイゼン地中心の混群のなかに数羽のオバシギが見られ、さらにオグロシギ幼鳥が混じっていた。アカアシシギも見られていたのだが残念ながらすれ違いで見ることは出来なかった。折から開催されていた知り合いの版画展を鑑賞し谷津干潟を後にした。
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