この冬一番の寒さとのことだったが蓮田の様子が気になっていたので出掛けることにした。頑張って早出して現場到着は7時半頃。まだ朝日は赤く、低くて観察しにくいがポイントを丹念に見て歩く。このところ越冬シギチが集まっている場所でまずは青空をバックに飛ぶムナグロの群れを観察、ついで蓮田に降りているハマシギの群れを見つける。ついで蓮田の農道を歩きだして間もなく先日来何度か目にしたアカアシシギを見付けることが出来た。同じ蓮田にアカアシより小さいシギが。逆光で判別が難しいがどうやら情報を頂いていたアメリカウズラシギのようだ。他にも小型のシギがかなりの数確認で来るがシルエットになってしまい確たる同定ができない。何とか順光側に回り込むことが出来たものの吹き荒れる強風の風下から風上を見る形になってしまい、鳥がみんな風上側を向くため鳥の後ろ姿ばかりを見る羽目になってしまった。それでも辛抱強くじっとしているとやがて鳥も警戒心を解いて動き回るようになり、何とか証拠写真を撮ることが出来たのである。ここでは、アカアシ、アメウズ、タカブシギ、ヨロネン、ジロネン、ヒバリシギの6種類のシギを確認することが出来た。アメウズは2羽、ヒバリシギも2羽であった。ヨロネン、ジロネンなどは以前から確認されている通り数羽の小群で行動している。しかし晴れているとは言え冷たい北からの強風が容赦なく吹き付ける遮蔽物のない畔に30分以上も身を低くしてじっとしていると、さすがに体の芯から冷え切ってしまい一通りの観察を終えた時点で戦意喪失状態となり車に駆け込んでしまったのである。その後は昼食をとり、他のポイントでここでは珍しいイカルチドリを確認したあとは猛禽のポイントに寄る気力も萎えてしまい、かなりの時間を残して帰途についたのでる。稲敷に来ると最初はシギチ観察の後は夕刻にかけて猛禽のポイントこ寄ろうと思うのだが、いつも気力が続かず、その結果今期は間近にハイチュウが飛ぶ姿をいまだに見ていない。 |