6月、時はアジサシシーズンという訳で利根川下流域〜波崎、銚子〜九十九里浜各浜〜印旛沼(北部)とざっと回ってみた。利根川下流域の芦原ではオオセッカ他の草原の鳥の動きが活発化しているが期待したクロハラアジサシなどの姿は見えない。波崎、銚子でもたまにコアジサシの姿を見る程度で去年のような纏まったコロニーを見ることはなかった。本命の九十九里方面ではコアジサシのコロニーが1か所見られたほかは少数のコアジサシやアジサシの姿を確認したにとどまった。その後帰途に寄り道をした印旛沼北部でも遠くを飛ぶコアジサシを1羽確認出来たのみで、期待したクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシの姿は見られなかった。九十九里浜ではこの季節でもミユビシギ、時にはオオソリハシシギなどが見られることがあったのだが、今日は少数のシロチドリを見たのみ。ただ波崎旧港の一角で石の上に佇む1羽のキアシシギを見ることが出来た。群れで見ることが多いキアシシギが1羽でいる。渡りの群れからはぐれてしまい独りぼっちで途方に暮れているのだろうか? これからのアジサシシーズン、今シーズンは北方系のアジサシであるコシジロアジサシの観察例が多いようで、ほのかな期待を抱いているのだが何とか期待が現実にならないものだろうか。 |