与那国遠征から帰って以後なかなか鳥見に出られない日々が続いていたが、ようやく気になっている稲敷方面に出掛けた。しばらくご無沙汰しているうちに水田は冬の雰囲気にかわりつつある。早くもタゲリを初認し、一方ではたった1羽だったがツバメを目撃した。おそらく今期の終認になる。初認と終認。季節の移ろいを感じる日でもあった。鳥達も一時よりも種類も数も減ってきたようで、ポイントに入ればすぐに見られるという訳にはいかなくなってきた。ポイント周辺を広範囲に歩き回ってようやく何羽かのシギを見つけることが出来る感じであった。蓮根の収穫が進んで開けた水面が多くなったことも鳥も分散したのだろう。ツルシギは3羽を見たが、幼羽から1Wへの換羽が進行している。オグロシギも肩羽には冬の新羽が見られる個体も多い。オジロトウネンは複数個所で合計30羽ほどを確認できた。成鳥が多かったが中には未だ幼羽を纏った個体も見られた。今日はヒバリシギを見ることが出来た。今期はまだ近くでは見ていなかったので素直に嬉しい。何年か前は連続して越冬してくれたのだが、今年も越冬して欲しいものだ。蓮田で目だったのはセグロセキレイである。独特の地鳴きと白黒がよく目立っていた。フィールドはこれから徐々に冬の景色に変わっていくが、それと共に越冬組の渡来が期待できる。今年はどんな鳥たちが越冬してくれるだろうか。楽しみである。 |