久しぶりに、本当に久しぶりに三番瀬を訪れた。三番瀬という名は本来は船橋、市川、行徳、浦安各市の前面にこれらの地域に囲まれるように広がる浅い海(瀬)を指すのであろうが、鳥見人が三番瀬と言った場合には多くの場合船橋市の船橋三番瀬海浜公園の干潟を言う。今日はその船橋三番瀬海浜公園と浦安市日の出地区前面の三番瀬の海の2カ所を訪れた。昼前から先ず浦安側から、そして午後にかけて船橋側の順で、潮具合に合わせて朝遅く10時頃の出動である。浦安側では干潟が出ることはなく、従ってシギチではなく主としてカモ類を観察するに適した場所。過去にはコオリガモやビロードキンクロが間近に見られたこともある。そして船橋三番瀬海浜公園は言うまでもなく、干潟が大きく広がるシギチ観察の名所である。浦安側で今日期待した鳥はミミカイツブリであったのだがこれは探しきれず断念。代わりにこれも本当に久しぶりにホオジロガモ♀を見ることが出来た。午後になって船橋側の干潟に移動、シギチを観察した。すでに完全に冬モードで、越冬シギチの天下であった。中にトウネンが1羽、多数のハマシギと共に採餌に余念がない。午後3時前に再び上げ始めた潮に乗って小数のウミアイサが姿を見せる。すべて♀タイプであったが♂の幼鳥が含まれているかもしれない。この時期船橋側の防波堤から観察できるビロードキンクロは確認することは出来なかった。今日の歩数は約17000歩、距離にして約12kmを歩いたのであった。
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