正月気分もそろそろとの気持にもなる日曜日の今日は家から歩いて行ける地元の公園の周辺を散歩がてら冬鳥の様子を見に出かけた。折しも部分日食が観察されている最中の午前10時過ぎに家を出てフィールドに向かう。少し欠けた太陽であっても日差しは明るく暖かい。ここでも全般的には冬の小鳥は少ないと感じられ、ツグミ類の姿はやはり少ない。それでも公園の片隅ではルリビタキが、そしてまた別の水場ではこの公園では珍しくアトリの小群が姿を見せている。他にカワラヒワの群れやカラ類の小群も見られ、日差しの暖かさもあって鳥を眺めながらの気持ちの良い散策を楽しむことが出来た。また、この公園で頻繁に見られるカワセミは今日も番で姿を見せており池の畔を行く人の視線を集めている。印象深かったのはシメの数羽の群れをしばしば見かけたことで地上には降りてはくれなかったが梢を渡り歩く姿を何度も見ることが出来た。昼前ごろからは雲が厚く広がり日差しが遮られて、とたんに底冷えのする寒々とした空気に変わってしまい、今更ながらおひさまの有難さを実感する。公園を歩いていて気が付いたのだが未だに去年秋の台風による塩害の後遺症が残っていることである。特に楓の木で顕著に残っているように思える。それは冬には本来であれば完全に落葉している筈の枝に枯れ葉が大量についたままになっていることである。多分自然に落葉する前の葉が塩害に寄り枯死したため自然に枝から離れて落葉することが出来ず、枯れたまま落葉できずに枝に留まっているのであろうか。カラの混群に遭遇したのは1度のみで、ツグミ類も少ないがそれでも12月と比べると徐々に増えてきていると感じるので今後に期待である。
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