雨模様の予報ではあったが、朝方の空を眺めて何とかかわせるだろうとの予測から出かけることにした。千葉市内の公園をハシゴしてみようと思ったのである。日差しがなく、底冷えのする公園をお目当てを探して歩き回ったのだが目指す鳥は簡単には見付からない。それでもシメ、アトリの群れ、エナガ、メジロなどが入れ替わり立ち代わり現れて退屈することはなかった。シメは嘴がやや暗色に変わりつつあり、夏姿に変わりつつあるようだ。暫く広い公園内をさまよった後にようやくお目当てのイカルが現れた。3羽であった。見上げる空抜けでおまけに枝被りという訳でなかなか決定打の撮影は難しかったが、なんとか画像をゲットすることが出来た。暫くの間イカルの観察に時を過ごした後、昼前に次の公園に移動する。しかし去年の晩秋以来訪れた自然公園では前回見られたルリビタキ、ビンズイその他は全く気配がなく殆ど成果なし。カメラマンの姿もない。辛うじてオシドリの番がまだ滞在中であった。帰り道にもう1か所寄ってみたがオカヨシガモ他のカモ類やカシラダカの群れを見たくらいで特段の成果は得られなかった。一時薄日が差して暖かくなりかけたが午後には再び雲が厚くなって寒さが身にしみるようになり、切り上げるタイミングという訳で帰宅の途に就いたのである。
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