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CHUSAN の FIELD NOTE
平成31年4月27日

日 時 H31/4/26日、27日
場 所 三番瀬(千葉県)、稲敷市(茨城県)
天 候 雨、曇り
確認者 CHUSAN
ムナグロ ミヤコドリ 11 クサシギ 16 ミユビシギ
ダイゼン タシギ 12 タカブシギ 17 オジロトウネン
コチドリ オオソリハシシギ 13 ソリハシシギ 18 ハマシギ
 4 シロチドリ チュウシャクシギ 14 キョウジョシギ 19 エリマキシギ
 5 メダイチドリ 10 ホウロクシギ 15 オバシギ
ダイゼン メダイチドリ ソリハシシギ

オバシギ   ミユビシギ オジロトウネン 
リストはシギチドリ類のみ 
シギチの春の渡りの最盛期、新たな顔ぶれと華やかな繁殖羽の個体を求めて、改めてマイフィールドを回ってみた。26日は雨の三番瀬を午前中。午後は雨が止んだ稲敷市方面である。雨の三番瀬は北風も加わって真冬の寒さだったがこのところ見られている鳥たちが順調に干潟に降りてくる。一時的に姿を見なかったオバシギが再び姿を見せ、ソリハシシギが1羽、干潟に降りていた。私としては今季の初認である。干潟を後にした午前11時過ぎには鳥たちは船橋側から市川側までの干潟いっぱいに広がって活発にエサをとっていた。雨の三番瀬には行楽客やバーダーの姿は殆どなく、寒々としたモノトーンの干潟が広がり、時折ハマシギやダイゼン、チュウシャクシギ、ミヤコドリなどの鳴き声が雰囲気を盛り上げていた。午後は稲敷に移動したが相変わらず鳥は少なく、前日情報のあったサルハマシギやハジロコチドリも見ることが出来ず、僅かに2カ所でオジロトウネンの小群が見れたのみ。オジロトウネンは夏羽に換羽中でシックだった冬羽と比べるとマダラ模様でお世辞にも美しいとは言えないが、脚の黄色はより鮮やかになっていた。
27日は前夜からの雨がなんとか上がった8時過ぎ、知り合いとの待ち合わせもあるのでやや早めに三番瀬に入ったのだがすでに干潟は広がり始めている。しかし鳥の姿はなく、潮干狩り区画のネットや支柱、船橋側防波堤にとまっているのみ。結果的には正午前から徐々に干潟に降り始めたが、小潮の潮周り、潮位、満潮のピーク時間などの関係で前日とは様変わりの鳥の動きに一喜一憂、翻弄される結果となってしまった。観察リストはシギチのみであるが、思いがけずまだ居残っているスズガモの群れの中にビロードキンクロを見ることが出来て、これもびっくり。期待した干潟のコオバシギ、タンボのヒバリシギやウズラシキ、サルハマシギなどは見られず、今後に楽しみを持ち越したのである。お会いした沢山の皆様、お疲れさまでした。そして有難うございました。