折から鳥の入れ替わり時期、冬鳥の姿は既になく、旅鳥の通過もピークを過ぎ、そして夏鳥が定着する。そんなマイフィールドの様子を見るためにざっと回ってみた。飯岡、銚子ではカモメ類やカモなどの姿は全く見られず、砂浜ではシロチドリが営巣しており、不用意に接近したために擬傷行動をとり始めた。他にはコチドリのペアが見られたがコアジサシなどの姿はなく、早々に退散する。銚子港周辺も鳥の姿は殆どみられない。波崎では思いがけずまだ冬姿のシロエリオオハムを見ることができた。以前から長期間にわたって滞在しているとのこと。何らかの体調不良があるのだろうが見たところ衰弱しているようには見えない。またここではもう10年以上も前に見たメリケンキアシシギを久しぶりに見ることも出来た。ただ以前見た場所を一生懸命探したものの見付からず、諦めかけたとき地元の知り合いが応援に駆けつけてくれて、即刻見付けてくれたのである。そこは私にとっては予想外の場所であった。その後神栖市方面を回り、3羽のコウノトリが滞在しているのを確認出来た。野田市のコウノトリ情報によると、ミキ(♀)、ショウ(♂)、ヤマト(♂)の3羽とのことである。繁殖行動もあったとのことである。さらに利根川沿いの堤防をセッカ、オオセッカやオオヨシキリリ、ウグイスの声を聞いたりしながら歩いたのち、その後の予定の都合で早めに切り上げることにした。昨日の風雨の影響だろうか、波崎の海水浴場の砂浜にスナメリ遺骸が打ち上げられていた。
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