三番瀬も賑わいが出てきたとのことで大潮の引き始めを狙って早朝暗いうちに出発、5時半過ぎには到着した。干潟が出始めると先ずミユビシギそしてオオソリハシシギ幼鳥が3羽降りてくる。それに続いてミヤコドリが次々と飛来して市川側に降り立つ。ダイゼンの群れが降り始めると、これに混じってハマシギ3、トウネン1などが姿を見せた。暫くして市川側からコオバシギの知らせが入る。今シーズン初めてで夏羽から冬羽への換羽中の成鳥である。暫く撮影と観察をした後、再度全体を確認、ホウロクシギ、メダイチドリ他を確認することができた。鳥の数はまだ少ないものの種類としては13種類を数えた。本格的なシーズンインと言うところであろうか。7時半過ぎ、干潟が広がった三番瀬を後に利根川沿いのタンボに向かった。与田浦の水田では稲刈りもかなり進んでおり、ムナグロの飛翔を確認することが出来た他、水が多めに入った水田の畔ではタシギの姿を確認することが出来た。稲敷ではぶり返した暑さの中、何カ所かのポイントを一通り歩いてみたが先週に続いて合わせて6羽のセイタカシギ、少数のタカブシギ、クサシギを確認したほか、セイタカシギ2羽と共に行動するコアオアシシギ幼鳥を見ることが出来た他、エリマキシギも1羽確認出来た。また利根川を隔てた千葉県側の蓮田でもコアオアシシギ、エリマキシギ各1羽が見られた。去年の今頃はオジロトウネンが見られていたので注意していたが残念ながら見付からずであった。14時過ぎ、まだ日は高かったが早朝からの探索と長距離ドライブで多少の疲労もあり撤収することにした。今日は干潟、タンボ合わせたシギチの種類は22種、暫くぶりのシギチ三昧の1日であった。
|