利根川下流域の葦原、この時期の旬の鳥を求めて2カ所のポイントを回った。早朝から昼前までは曇り空で気温も低めで身体的には楽である。土手の下の空き地に車を停め、土手の上の遊歩道を歩いてみた。コジュリン、オオセッカなどは広大な葦原の何処にでも居るわけではなく、限られた場所に生息する。いつもは定番のポイントのみをチェックするのだが、今日はオオセッカやコジュリンの特徴ある囀りが多く聞こえる場所を改めて探してみる。早朝パラついた雨のせいで草地を歩くには長靴を履かねばならなかったが、利根川、常陸利根川の河川敷を渡ってくる風は爽やかである。これで日が出てしまうと暑くなってしまうのだが。毎年確認しているチュウヒ、今日は2羽を確認することができた。時折接近して絡み合ったりしているので番なのであろうか? 土手下の池には例年クロハラアジサシが姿を見せるのだが今日は姿が見えない。少し待ってみることにして葦原の小鳥達やチュウヒを観察。そのうちに期待通りクロハラアジサシ3羽が姿を見せてくれた。千葉県側の土手を歩いている時に不意に土手を横切るように大きな鳥が河川敷の葦原に飛び込むのを目撃。思わぬところで会ったサンカノゴイであった。その後は午後にかけて稲葉沼に移動したものの人は少なく、ヨシゴイが時折飛ぶ程度で、サンカノゴイの状況も把握出来ず13時過ぎに撤収を決めた。
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