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CHUSAN の FIELD NOTE
令和2年7月3日

日 時 R2/7/3
場 所 三番瀬、谷津干潟(千葉県)
天 候 曇り
確認者 CHUSAN
スズガモ チュウサギ 11 ハブトガラス 16 ムクドリ
キジバト ミヤコドリ 12 シジュウガラ 17 スズメ
カワウ オオソリハシシギ 13 ツバメ 18 ハクセキレイ
 4 アオサギ ウミネコ 14 ヒヨドリ 19 カワラヒワ
 5 ダイサギ 10 コアジサシ 15 セッカ
 ミヤコドリ オオソリハシシギ  コアジサシ
3か月以上ご無沙汰していた三番瀬に行ってみた。通常この時期の三番瀬にはシギチはミヤコドリの越夏個体を除いては殆ど見られないのであるが、もしや早めに南下するシギチ、例えばオオメダイチドリなどが見られるかもしれないと思って行ってみたのだ。到着した時刻には大きく引いた潮が上げに転じた直後で干潟は大きく広がており、双眼鏡で探した限りではウミネコやサギ類以外、シギチの姿は確認出来なかった。しかし汀線ははるか遠い。小さな鳥の姿を双眼鏡で確認することは出来ないので、汀線近くを市川側から船橋側まで歩いてみることにした。その結果確認出来たのはミヤコドリの越夏個体18羽であった。嘴はオレンジ色、また背面や翼の色も真っ黒ではなくやや褐色味がある。まだ生殖に与からない若い個体の群れであろう。ミヤコドリを観察中に1羽のシギが群れの近くに飛来した。オオソリハシシギである。早くも冬羽に向けての換羽が始まっているように見える。本日の貴重な1羽であった。汀線から沖合にかけて少数のコアジサシが飛び回っており、時折水面へのダイブを見せてくれた。その後帰途に昨日ビロードキンクロが記録されている谷津干潟に寄ってみたが今日は留守とのこと。谷津干潟も数羽のサギや渡りをしなかったスズガモなどを除いて鳥の姿は殆どなく、静かな佇まいを見せていた。正午過ぎ、消毒、検温や訪問者リストへの記入など、時節柄コロナ対策が求められた観察センターを後にしたのである。