シギチシーズンに何回か試みる干潟とタンボを1日で巡る長距離走破。今日は先週に続いて2度目である。三番瀬に干潟が出る予想時間は午前8時過ぎと予想し、やや遅めの6時30分に家を出る。通勤渋滞に嵌りつつも予定よりやや遅れて8時半過ぎに到着。ようやく出始めた干潟に鳥達が集まっている。先着の知り合いからあらましの様子を聞き、先ず双眼鏡を向けたのはオバシギの小群。中にコオバシギの幼鳥が1羽混じっていた。今春のシギチシーズンはコロナ禍でフィールドには出なかったので、コオバを見るのは去年10月以来である。最初遠かったものの待っているとどんどん近づいてきた。暫く観察と撮影に集中。その後は一通りの種を観察、11種類を確認出来た。今日はミユビシギが多かった。渡去前に集結しているコアジサシの群れも見ることが出来た。10時過ぎに稲敷方面に移動、12時半過ぎに到着、いくつかのポイントを経て最近賑わっているポイントに入る。しかし先着の知り合いによれば何かに驚いて一斉に飛んでしまったという。なるほど奥のタンボには少数のタカブシギ以外鳥の姿はない。仕方なく他のポイントを回ってみる。炎天下できつかったが蓮田地帯の農道を暫く歩いてみたものの鳥の姿はない。午後4時前にポイントに戻ると鳥はちゃんと戻っているようである。しかし奥のタンボで遠くて識別しにくい。一時ヒバリシギ2羽が手前のタンボに来たほかはずっと奥のタンボである。一応遠いながらキリアイ、オジロトウネンなどは確認出来る。しかしどうしても識別出来ない鳥が1羽。写真を拡大してもわからない。意を決して畔伝いに接近を試みた。といってもそれ程近づける訳でもない。とにかく写真を撮り改めて拡大してみてアメリカウズラシギであることが判明した。ウズラシギが入ったことは聞いていたのだがアメウズは今日になって入ったのかもしれない。ウズラシギの方も期待したのだが今日は見られなかった。今日1日のシギチ確認種は25種。先週より少し成績は良いが目標の30種までは届かず。達成を以降に持ち越しとした。
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