去年の大みそかは体調を崩してしまい見送らざるを得なかった印旛沼徒歩一周鳥見ウォーク。今年は体調も問題なく通算20回目を実行することにした。気にかかったのは強い寒気の影響であったが心配したほど寒くもなく風も強くはなかった。今年はスタート地点を甚兵衛公園のPから吉高機場に変更したため距離はやや短くなる。午前8時に歩き始めたが10数メートルのところでヒクイナ、クイナをゲット幸運なことに同時に2種が現れた。観察もそこそこに先ず沼の南側の土手を反時計回りに歩く。今日は西よりの風があるせいか最近南側に集結していたトモエガモ、オナガガモの群れが見当たらず、その他ヨシガモ、カルガモなども殆ど見られない。さらに歩を進めて沼の東側に回り込む。この辺りからは土手の上の草が刈られておらず、非常に歩きにくいし、無理して歩くと体力を消耗するので土手下の小道を歩くことにした。土手下は風がブロックされて静かだが、沼が直接見られなくなったので時折土手に上がって湖面を確認する。今日はこの東側でチュウヒが良く飛んでくれた。沼の東側で4個体、西側の1個体と合わせて5個体を確認することが出来た。東側の湖面には今日はカモの群れは殆ど見られずやはり西風を避けて沼の西側から長門川付近に集結しているようだ。歩き始めて約2時間、コースの北端である酒直水門を通過して西側に回り長門川が沼と出会うあたりでトモエガモの群れを確認することが出来た。このあたりからオナガガモ、マガモ、コガモ他の大群が風を避けて集結していた。スタート直後はそよ風程度だった季節風も酒直水門に達する11時頃からはかなり強くなり沼の西側では冷たい冬の風に吹かれての歩きとなった。そして昼食をとることなくちょうど4時間経過した12時ジャストにスタート地点に戻ってきた。車の中で昼食をとった後、房総風土記の丘、坂田が池にむかった。坂田が池では毎年渡来するトラツグミ、ビンズイ、ルリビそしてカラ類の混群などを観察し、再度印旛沼に戻る。今日はチュウヒこそ見られたもののその他の猛禽は不愛想で姿を見せない。沼の西側、南側のタンボの農道を車で流してみたが手応えはない。ハクチョウの渡来地から餌採りに飛来したハクチョウの群れの中に先日確認したヒシクイを再度確認した。確認出来た種は亜種1種を含めて64種であった。ベニマシコはチラ見程度、坂田が池には今日はミコアイサ、トモエガモの姿は見えなかった。16時過ぎ、ハクチョウの渡来地を最後に引き上げることにした。
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