今年は銚子のカモメ観察が全く出来ていない。先日(2月19日)はどのポイントにもカモメ類は非常に少なく極く普通種を少数確認出来たのみであった。今日は潮回りはカモメ観察には最適とは言えないが、それでも先日よりはマシだろうと期待して出かけた。飯岡からスタートし、銚子マリーナ、君ヶ浜の松林、第3漁港、第2漁港とフルコースを回ることにした。しかし飯岡、マリーナでは殆ど成果がないまま松林でキバラガラを探してみる。しかし今日はチラミで終わってしまった。でも依然滞在中であることは確認できたので「ヨシ」としよう。ついで銚子漁港に、ほんの少しあらわれている干潟には少数のカモメが降りているが主体はユリカモメやウミネコである。タイミルセグロカモメ成鳥が1羽みられた。毎年ミツユビカモメが見られる第3漁港周辺もカモメは疎らで、なんとかワシ1Wとアカエリカイツブリが見られたくらい。第2漁港の期待したポイントでは水路の反対側の防波堤にはカモメの姿は殆どなし。手前の防波堤でアラスカシロカモメと思われる小型のシロカモメ成鳥を確認した。この個体は昨シーズンもこの場所で見られたと記憶している。結局さしたる成果もないまま波崎をパスして東庄町の溜池に行ってみた。ここも今期初訪問である。カモ類、ハクチョウ類は既に渡去シーズンに入り最盛期の半分以下に減っていた。ここでのお目当てはシマアジだったのだがスコープで検索するものの見つからない。マガモ、ヒドリガモが多く残っておりアメリカヒドリも健在。思いがけずトモエガモがまだ多数残っていた。稲敷市の蓮田地帯ではシギチを丁寧に探す時間的なゆとりがなく、ポイントをさっと通過した程度でヨロネンの所在を探し出すことはかなわなかった。最後に先日コミミズクに振られた干拓地に立ち寄った。しかし今日もコミミは飛ぶことはなく、最近見られているノハラツグミも飛んでしまったまま見られず。という訳で1日かけて回った割にはシャッターチャンスが少なくストレスフルな鳥見となってしまった。ということでせめてノハラツグミでもという訳で翌日の10日、勤務先に出勤する前に再度早朝の干拓地に行き遠かったものの首尾よくノハラツグミをゲット出来たのである。カモメ類とコミミは再度リベンジ予定、また蓮田のシギチはじっくりと歩いて所在を確認しなければならないと思っている。お目当ては見られなかったものの色々な生息環境の鳥たちを早足に見て回ったこともあり、観察種数64と最近では突出した種数を記録した。
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