シギチの渡りのシーズンインである。今日は九十九里浜方面を探索してみることにして早朝に出発した。片貝漁港周辺では先ずコアジサシの啼き声に迎えられた。上空を数羽のコアジサシが飛んでいる。作田川河口から北へ約8Kmの間、所々の砂浜を歩いてみる。場所によってはミユビシギの群れが汀線に沿って数多く波と戯れている。オバシギが3羽、ミユビに混じって採餌していた。しかし長い砂浜でも鳥が群れているのは極く一部で殆どの場所には鳥の姿はない。鳥友からの情報により捜索した波打ち際からやや離れた砂丘の一角で休息する150羽程のハマシギの群れを見付けた。メダイチドリの小群も一緒で時折一斉に飛び立ちハマシギの群飛を見せてくれる。そのハマシギの中にコオバシギの姿を見ることが出来た。この何日か片貝海岸に姿を見せていた個体であろうか。最初は蹲っている多数のハマシギに紛れてコオバシギを確認することが出来なかったが偶々一緒にいた鳥友がスコープで確認してくれた。このあたりも集中力や根気の衰えを実感してしまう。その他周辺ではオオソリハシシギ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギ等の姿を確認出来たし、探索範囲の最も北側、木戸川の河口では事情があるのであろう渡りから取り残された1羽のクロガモを見かけたりもした。次の冬、仲間と再び会うことが出来るであろうか。今日は長い砂浜や荒れ地を歩きまくって16000歩を記録、距離にして10Km以上を歩いたことになる。
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