年に一度、この時期の1週間程が観察のチャンスである鳥。メリケンキアシシギが今年もやってきたとの情報で出動、今日は銚子、波崎からのスタートとなった。直接メリケンキアシのポイントに直行、到着程なくメリケンキアシシギを2年振りに観察することが出来た。シギチの春の渡りも後半に入り徐々に終息していく気配を感じるが今年はまだ十分に観察してない種類も幾つかあるので、それらを求めて利根川河口から稲敷市までの水田を辿って遡ることにした。家を出てから帰宅までは200Kmコースである。香取市の与田浦水田では今年は極端に鳥が少ないがそんな中希少種の情報もあり定例の調査でも記録されている。何とか出会いたいものだとのの想いから広い水田地帯をあちこち彷徨ってはみたものの手応えはなく、水田地帯の広さを改めて実感させられてしまった。そんな中オシドリのペアが田植え直後の水田に居るのを発見、本来なら今頃は繁殖地の筈であるが、どうしたのだろう?しかも番である。水田を歩くオシドリ奇妙な取り合わせに思えた。稲敷の水田も先日まで見られたムナグロ、ウズラシギ、オクロシギ等の姿は見えず一部のポイントにトウネン、キョウジョシギの群れを残す程度になってしまった。その代わりにツバメチドリの情報があり幸いにもしっかりと観察することが出来てせめてもの救いになった。この時期に見られるツバメチドリは綺麗な繁殖羽である。このままこの地域で繁殖してくれれば8月には幼鳥を見ることが出来るかもしれない。その後さらに水田地帯を流してみたものの成果はなく早めの撤収を決めたのである。
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