調査を兼ねて香取市、稲敷市を回ってみた。与田浦水田、今年は毎年5月上旬に入ってくるシギチが極端に少ない。例年ならばムナグロ、キョウジョ、トウネン他合わせて1000羽に達する年もあるのだが今年は5月5日の約117羽を最大として10日に65羽そして今日14日には53羽を数えるのみとなってしまった。調査終了後後稲敷市に移動、タンボの方はさしたる成果もなくやはり鳥影は薄い。ただ1か所賑わっていた蓮田にはトウネンがおよそ200羽。先日のヒバリシギは今日は確認出来なかった。その後古くからの知り合いからこの一週間以上に亘って探していたシベリアオオハシシギの今日の情報を頂き急行する。教えて頂いたポイントにはその姿はなかったがさらにその周辺を探すうちにかなり大きなムナグロの群れを発見、他にキョウジョ、ハマシギ、ウズラシギなどが混じっている。タンボ一枚の大きさが広く距離はかなりあるものの期待を胸にさらに探す。居た! 「ようやくゲットしたぞ」との想いで主としてスコープで観察する。撮影も私としては珍しく三脚を立てて少しでも手振れを防ぐ。バーダーは他に誰も居らずいわば独り占めなのだが距離がありあまり実感はない。シベリアオオハシシギは今までにもマイフィールドに何回か渡来しているが幼羽、夏羽の後期、冬羽への換羽中だったりでこれほどの夏羽を見たのは初めてであった。暫く観察した後さらにサルハマシギのポイントに移動する。しかしこちらは留守のようで2カ所のムナグロの群れを繰り返し検索したものの見付けることは出来なかった。お世話になった鳥見仲間に大感謝である。有難うございました。 |