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CHUSAN の FIELD NOTE
令和3年10月11日

日 時 R3/10/11
場 所 稲敷市(茨城県)
天 候 晴れ
確認者 CHUSAN
ムナグロ ツルシギ トウネン 13 ウズラシギ
コチドリ コアオアシシギ 10 ヨーロッパトウネン 14 ハマシギ
タシギ アオアシシギ 11 オジロトウネン 15 キリアイ
 4 チュウシャクシギ タカブシギ 12 ヒバリシギ 16 エリマキシギ
 ヨーロッパトウネン オジロトウネン
ヒバリシギ  キリアイ 
一週間ぶりに稲敷の蓮田地帯を訪れた。先週はツルシギはじめ多種類の中型のシギが1か所に集まって賑やか、且つ壮観であったのだが今週はコアオの大きな群やセイタカシギ、オグロシギなどが見られない。ツルシギ、コアオ2羽、アオアシシギなどは別な場所で見られたので抜けたのではなく分散してしまったのだろう。そこで今日は小型のシギをじっくり観察することにした。オジロトウネンはまだ数が少なく、幼鳥も見られるが今後初冬にかけてはここで越冬する群れが入ることだろう。ヨーロッパトウネンが2羽見られるとのことで、気合を入れて探したのだが、結果は恐らく3羽、幼羽から1Wへの換羽中の個体、ほぼ換羽が終わった1Wそして冬羽がほぼ完成した成鳥の3羽である。今年の春は越冬したヨロネンが見事な夏羽への換羽を披露してくれたが今年も越冬してくれることを願っている。今シーズンは稲敷のみでなく関東の干潟やタンボでは例年になく多くのキリアイが観察されている。今日も引き続き滞在する2羽のキリアイを見ることが出来た。例年キリアイは9月中には大方が渡去してしまうが、今シーズンは10月も中旬にさしかかっても滞在している。そのおかげで1Wに向けての換羽がかなり進んだ状態で見られている。全体に幼羽の褐色味がなくなりグレーがかった色に変わり、特に肩羽は明るいグレーの冬羽が目立ってきている。。ヒバリシギは確認出来たのは2羽。やはり褐色味がなくなり冬羽への換羽が始まっているように見えた。このところ見られているというツメナガセキレイにも注意していたのだが今日は見ることが出来なかった。午前8時から午後3時まで浮島の蓮田から動くことなく農道を歩き、また椅子に座って目の前に遊ぶ小型のシギを1羽づつ確認する。そんなシギチ観察を堪能した1日であった。