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CHUSAN の FIELD NOTE
令和3年10月29日

日 時 R3/10/29
場 所 稲敷市(茨城県)
天 候 晴れ
確認者 CHUSAN
アオサギ タシギ タカブシギ 13 セグロセキレイ
ダイサギ オオハシシギ 10 イソシギ 14 ハクセキレイ
コサギ ツルシギ 11 トビ
 4 コチドリ アオアシシギ 12 ハヤブサ
 オオハシシギ ツルシギ
アオアシシギ ハヤブサ
やはりシギチ見たさに昨日に続いて出動、稲敷方面に向かった。朝方の比較的早い時間帯で、農作業でポイントには鳥の姿はない。少し時間を空けて再度同じポイントに行ってみたところ農作業は終わっており人も居なくなっていた。暫く待っているとやがて10数羽のシギが目の前のタンボに飛来した。ツルシギ6、オオハシシギ4、アオアシシギ3、その他数羽のタカブシギとイソシギが1羽。ツルシギは6羽が一団となってタンボのやや深めの部分で採餌を始めた。時には水草を食べる淡水カモの様に逆立ち姿勢となって懸命に餌を採っている。いかにも差し迫った渡りのために大急ぎでエネルギーを補給しているように見える。ツルシギのこのような採餌の様子は今までに見たことがない、非常に興味を引くものであった。羽衣も一段と冬羽に近くなり、個体によっては肩羽は殆ど新羽に変わっている。胸部から腹部にかけて益々白くなっていて渡来した時の幼鳥の雰囲気はなくなっている。オオハシシギは4羽、こちらはオオハシシギ独特のクチバシをせわしなく上下に動かしての御馴染みの採餌風景を見せてくれた。隣のタンボに1羽だけ離れて佇んでいたタカブシギ。カメラを向けてそのファインダーを通して見た瞬間に水飛沫が上がり鳥の姿が消えたように思えたが次の瞬間タカブシギは体勢を立て直して飛び去って行った。私は何が起こったのかは一瞬理解できなかったが直後に狩りに失敗して上空を旋回しているハヤブサに気付いてカメラを向けた。この騒ぎで他の鳥も一斉に飛んでしまい。タンボは空っぽになってしまった。結局これを潮時として所用のため昼前には撤収したのであった。