久しぶりに三番瀬を訪れることにした。浦安側の浅海と船橋側の干潟の双方から観察することにする。浦安側では北風を受けて風波が立ち白波も目立つ。鳥はと言えば海に浮いているのはスズガモのみの感じで、ヒドリガモなどは護岸に上がって休息している。一応護岸の歩道を往復してみたもののスズガモ以外は殆ど見られず、ハマシギの群れが2度ほど海面すれすれを飛んだものの降りることはなかった。ヨーロッパトウネンを探したがこのような状態で見付からず。またバーダーの姿も全くないという状況であった。その後昼前にかけて船橋側に移動。干潟は小潮の引き潮ということで干潟は大きくは広がらず観察には最適な状況である。干潟を見渡して先ず目に入るのがズグロカモメ。干潟の上を複数のズグロカモメが飛び回っている。目標の一つは久しぶりに三番瀬に定着したハジロコチドリなので例によって船橋側から市川方向に向けて汀線に沿って歩いてみた。ハマシギ、ミユビシギ、ダイゼン、シロチドリなどが多数採餌している。時折頭上を飛び、干潟に降りるズグロカモメを気にしつつハジロコチドリを探すが見付からない。市川側にはミヤコドリも集まっているがそれほど数は多くない。他の場所と分散しているのだろう。ハジコチが見付からないまま市川側でUターンして干潟中央まで戻ってきたところで漸く小さな水溜まりで採餌するハジロコチドリを発見した。ヤレヤレである。恐らく最初からこの付近に居たのかも知れないが歩いたコースの死角になっていたのかも知れない。目的のハジロコチドリを見られたことで今日の鳥見を終了とした。快晴ではあったが冷たい北寄りの風が吹きかなり寒い1日であった。
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