房総半島のほぼ中央、養老川流域の深い森林地帯にサンコウチョウを観察に出掛けた。しかし期待に反してなかなか姿を見せない。周辺の森からは独特の囀りが聞こえる。周辺を歩くと時々オオルリ、センダイムシクイなどの声も聞こえてくる。午前中3時間ほど待ってみたが結局姿を見ることは出来なかった。それ以上粘るほどの堪え性はない。ではどうするか・・・午前11時である。。前回は九十九里浜をコアジサシを求めて北上したのだが見ることなく終わってしまった。そこで今回は一気に波崎まで直行、コアジを観察した後に前回同様クロハラアジサシを見て帰るという、マイフィールド周遊250Kmコースを走ることにした。実質の鳥見時間は極く僅か、大部分はドライブに時を費やすという以前は時々あったことだが最近では遠征時を除けば滅多になくなってしまった。結果は目論見通り、今年初めてコアジサシを間近に観察することが出来た。その後は6月3日と同じコースを辿りオオセッカ、コジュリンなどを確認、クロハラアジサシのポイントでは10数羽のクロハラアジサシの群れ飛ぶ姿を堪能できたのである。惜しむらくはハジロクロハラアジサシが混じっていなかった。次回のお楽しみとしてとっておくことにした。
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