HOME
FN−目次
CHUSAN の FIELD NOTE
令和4年9月8日

日 時 2022/9/8
場 所 稲敷市(茨城県)
天 候 曇り
確認者 CHUSAN
コチドリ クサシギ トウネン 10 ウズラシギ
コアオアシシギ タカブシギ ヨーロッパトウネン 11 エリマキシギ
アオアシシギ イソシギ オジロトウネン
ヨーロッパトウネン(成鳥=手前) オジロトウネン(成鳥)
コアオアシシギ(幼鳥) ウズラシギ(成鳥)

前回(3日)に確認していたヨーロッパトウネンの成鳥は冬羽への換羽が始まっていたと見られるためまだ居ればその後の状況が確認出来るかもしれないと思い立って昼頃到着の予定でのんびりと出発した。ポイントの蓮田は水が多くなっており小型のシギは入れない状態であったが隣の水が干上がってしまっている蓮田で休息中のトウネンやウズラシギを確認出来た。しかし餌採りは出来ず、時々別なやや離れた蓮田に移動しているようだ。蓮田も開けた場所が徐々に増えてきており、鳥も状況によって移動するようになっている。目的のヨロネン成鳥は幸い滞在しており、近くには来てくれなかったが換羽が進んでいることは確認することが出来た。初頭に1Wとして渡来、越冬し、翌年4月に1Sに向けた換羽が進む様子は何度か観察したことはあるが、夏羽(後期)として渡来した成鳥の冬羽への換羽の様子を確認できた記憶はなく、恐らく初めてではないだろうか。で来ることならこのまま越冬し、換羽が完了するまで、さらにはAdsまでの様子が見られることを期待するのは欲張りというものだろうか。 前回まで確認できていたキリアイ、ヒバリシギ、ソリハシシギなどは今日は見られず、今後9月に〜10月に向けてまた新手の渡来も期待できる。

下の画像はこの5日間の換羽状態の変化を記録したものであるが3日と6日の画像は同一個体であることは確認済。8日撮影の画像は重い曇り空の故か色が出ていないものの新羽の出方などから同一個体と見ている。肩羽に現れた新羽が伸長する様子が見て取れる。

 9月3日  9月6日  9月8日