10日振りの出動で定番の稲敷市の蓮田地帯に出かけた。前回の観察の後にツルシギが渡来、さらにアメリカウズラシギも4羽に増えたとの情報があり、先ずその確認をしたかった。最初のポイントでツルシギ、オグロシギ、アオアシ、コアオなどを確認、その後小型の鳥が入りやすい水が少な目の田圃に移動して私としては珍しく椅子を持ち出しての腰を据えての観察となった。先ずはヨーロッパトウネン。8月末から9月上旬にかけて換羽状況を継続的に観察したヨロネンの成鳥と思われる個体はすっかり冬羽となっている。他に幼鳥が2羽確認出来た。トウネンは一時より少なくなり、ヒバリシギの幼鳥も殆ど見かけなくなった代わりにオジロトウネンの数が増えてきている。またウズラシギ成鳥も引き続き見られるが幼鳥も入ってきたようだ。スッキリとした姿かたちは清潔感にあふれている。幼羽で渡来した鳥たちは滞在中に1Wに向けての換羽が進むようで、コアオ、アオアシ、トウネン、オグロシギなどにその変化がよく見られる。昼食後はアメウズのポイントに移動し、3羽のアメウズ、2羽のヒバリシギ、1羽のエリマキシギを確認して撤収を決めた。今日の確認種数は21羽。蓮田地帯のみでの1回確認種数としてはかなり多い方だと思う。去年は越冬シギチは殆ど見られなかったが今年はどんな鳥が越冬してくれるのだろうか? 楽しみである。
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