朝から雲の厚い天気で雨が落ちてきそうな空模様であったがなんとか天気も持ちそうとの予報で出動することにした。行く先は相も変わらず稲敷市の蓮田地帯である。特に新しい情報もあるわけではないのだがやはりシギチに足が向いてしまう。今日はウズラシギ、アメリカウズラシギ、アカアシシギの姿を見ることはなかった。一時は20種を超えていた種数も減ってきてはいるが、それでも15種を確認することが出来た。最も多いのがコアオアシシギ。ツルシギも複数の場所で見られるので6〜7羽はいるのではなかろうか。そんな中で長居をしているのがオグロシギ、エリマキシギ、セイタカシギ、ヨーロッパトウネンなど。確証はないが今日見られた2羽のヨロネンのうちの1羽は9月初めには摩耗した夏羽を纏っていた個体でその後冬羽に換羽が進み今ではすっかり冬の姿になった個体であろう。10時ごろからバーダーの姿もまばらになった秋の蓮田地帯のいくつかのポイントをゆっくり歩いて15時過ぎに撤収を決めた。本降りにはならなかったが時折ぽつぽつと雨粒が落ちてくる寒々とした1日であった。自動車道路沿いの桜の木周辺でツツドリの情報があり、探してみたが木立に入った姿とその木立から飛び出した姿を確認したのみで間近に観察することは出来なかった。
|