そろそろ銚子のカモメ類も勢ぞろいした頃かと期待して出動した。しかし期待は完全に裏切られ主なポイントにはカモメ類の姿は殆どなし。昨冬も何回か出かけたが以前のような多数のカモメに会うことがなかったのだが今日もそれに輪をかけて少ない。昔の名所の防波堤にごく少数のカモメ類が休憩していたが殆どがユリカモメであとは少数のウミネコとセグロ、オオセグロのみ。暫く待ってみたが状況は変わらず、一旦ここを離れて波崎方面をパトロールする。しかし成果はゼロ。アビ類カイツブリ類、カモ類の姿も少ない。昼食後再度カモメのポイントに寄ってはみたものの状況は変わらずでむなしく撤収を決めた。帰途に旭市の水田地帯に寄り前回塒の堰で見た4羽のハクガンを探すことにした。広い水田地帯を捜索、ミヤマガラスの群れの中にコクマルを見付けたりしながらウロウロした末に遠くに多数のハクチョウが採餌している場所を発見した。車で近づいている時に上空を飛ぶ4羽の白っぽい鳥を発見、翼の先端が黒い。間違いないハクガンである。ハクチョウの餌場上空を旋回しているのでこの餌場から飛び上がったのだろう。しかし残念なことにかなり長時間旋回した後に塒の方向に飛び去ってしまった。午後3時頃のことで、塒に戻ったのかもしれない。しかしハクガンの飛翔を10分以上に渡って間近に観察、撮影することが出来て満足。西日が眩しい家路を辿ったのである。
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