与田浦水田でシギチの個体数調査を行った。水田の一角にオオハクチョウを含むコハクチョウの群れが降りていた。毎年この付近を餌場としている群れで、塒は北浦方面とのことである。今日はこの群れと共に採餌するヒシクイ12羽の群れを観察することが出来た。しかしハクチョウと同じ北浦方面を塒としているのではないらしい。調査終了後に再度このポイントに戻った時にはヒシクイの姿は地上にはなく、やや離れた上空を旋回していて、やがて東関道の高架を越えて東の方角に姿を消してしまった。その後は東庄町、旭市方面の水田のハクチョウの群れに混じるガン類を求めて先ずは東庄町に向かった。ハクチョウやカモ類の塒になっている堰は多数のカモ達で埋め尽くされんばかりであった。池の中央付近はトモエガモの群れで占拠されていたがお目当てのハクガンの姿はなかった。その後餌場となっている水田に移動しハクチョウの大きな群れを発見。この中にシジュウカラガンを1羽確認することが出来た。ハクガンを求めてもう一つの群れを見付けたもののハクガンは居らず、再度堰に戻ってみたところ4羽のハクガンを見付けることが出来た。暫く観察していた午後2時過ぎ。周辺の少数のハクチョウと共に餌場の方面へと飛び出していった。時間は早かったがこれを潮時として今日の鳥見を切り上げることにしたのである。
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