今日は1日かけて印旛沼北部調整池とその周辺をじっくりと歩いてみることにした。普段は堤防上の遊歩道を歩いたり車で農道を流すことが多いのだが今日はいつもはあまり行くことのない水路沿いの農道などを歩いて見た。その甲斐あってかハイイロチュウヒ♂に2度遭遇、一度はかなり遠くをそして2度目は比較的近くを飛んでくれたが2度とも逆光気味で残念ながら証拠程度の画像。画像をよく見ると喉の部分、素嚢の部分が膨らんでおり餌を採った直後のように見える。冬の枯れた水田を地上スレスレに飛ぶ精悍な姿を披露してくれた。印旛沼の水面は風がないせいか鏡のような静かさで暖かい日差しもあって春たけなわといった雰囲気。カモ類をはじめ鳥の動きも殆どない。トモエガモの群れも沼の真ん中あたりに帯状に群れて見えるが飛ぶこともない。そんな中で遊歩道沿いの葦原の上をチュウヒが間近に飛んでくれた。その後房総風土記の丘に移動、こちらも鳥は少なかったが坂田が池にミコアイサの♀タイプが6羽、よく見るとそのうちの2羽は♂の若鳥(1W)のようである。しかし6羽もの群れをここで見たのは初めて。多くの場合ミコアイサは単独又は2羽程度での行動を見る機会が多いのでびっくりである。その後再度印旛沼に戻って西側の堤防上から湖面を観察していると5羽のヒシクイらしいガンが湖上から沼の西側の水田上空を飛び、再び湖上に戻っていくのを観察できたが、水田に降りることはなかった。午後の湖上は風が出て波が立ち、午前とは打って変わって鳥たちの動きも活発になったようで時折遠くでトモエガモ、比較的近くではオナガガモの群れが集団で飛ぶ様子が見られた。今日はひたすら歩いた1日であったが午後3時に一通りのポイントを見終わったので撤収を決めた。
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