1月末から3月にかけて、銚子でのカモメフィーバー、例年にないレンジャクの多さなど話題が多く、その故もあって普段のマイフィールド廻りが少なかったので昨日、今日といずれも短時間ではあったが印旛沼、かすみがうら市、稲敷市のポイントをざっと廻ってみた。印旛沼ではトモエ、オナガガモは全く見られず、僅かに少数のヨシガモ、マガモ、ヒドリガモなどが見られた。一方コガモはまだ多数残っており、例年は5月連休前ころまで滞在する個体も多い。オオジュリンは頭部がかなり黒くなっており、渡去も近いようだ。堤防上の遊歩道ではあちらこちらでウグイスの囀りと姿を見ることができた。チュウヒを見ることもなかった。
一方シギチの状況を確認に久し振りに土浦市からかすみがうら市を回わってみた。延々と連なる蓮田地帯には今まで通りシギチの姿は殆どなく寂しい限りであるが、湖畔の道路は整備が進み、走りやすくなっている。かすみがうら市ではヨーロッパトウネンの情報もあったのだが今日は見られず、ハマシギの群れやセイタカシギ、タシギなどを確認したのみ。ここでは少数のツバメを確認することが出来た。例年ツバメが越冬する地域である。稲敷市でもシギチの姿は殆どなく、僅かに期待していた越冬オジロトウネンを見ることすら出来ず、成果の少ない鳥見となってしまった。シギチの春の渡りが本格化するまでもう暫く待つことになるのだろう。
|