この春はシギチの渡りが佳境に入っているはずなのにあまり盛り上がっていない。特に淡水系のシギチは全くの不振が続いている。だが干潟の方はまずまずとのことで今日は久し振りに三番瀬船橋海浜公園に出かけた。昨日からの南風はますます強く三番瀬の海は大荒れ。また干潟に降りた鳥たちも頭を風に向けて行動する。つまり砂浜から見ると逆光の上に後ろ姿を見ることになってしまう。干潟がさらに広がるのを待って鳥の東側に回り込み半順光で撮影する。従って風上である南に向いている鳥は殆どが左向きになっている・・・なんて鳥と関係ないことをくどくどと書いてしまったがこれも強い南風が心に残ったからである。早くもコアジサシの群れが渡来しており、オオソリハシシギの数は20羽近く、中には夏羽に変わった個体も見られる。オバシギは夏羽に換羽途中と思われる成鳥が1羽。他はハマシギ、ミユビシギ、ダイゼンなど越冬組の定番の種が夏羽に変わりつつある。期待したメダイチドリは何故か姿を見せず、サギ類やハクセキレイなども殆ど見られずでこれも強風のせいかもしれない。メダイチドリは谷津干潟でも見られるかもと期待して帰途に寄ってみたがまだ干潟が出ていなかったものの最近出来た人口の中州に10数羽のメダイチドリを確認することが出来た・・・・というかメダイチドリしか居なかった。あとはイソシギが2羽。リストのカモ類はカルガモを除いていずれも谷津干潟に少数残っていたものであった。正午過ぎには谷津干潟を後に帰路についた。
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