HOME
FN−目次
CHUSAN の FIELD NOTE
令和5年9月7日

日 時 2023/9/6、9/7
場 所 九十九里浜〜稲敷市(千葉県、茨城県)
天 候 晴れ、曇り
確認者 CHUSAN
カルガモ 11 シロチドリ 21 アカエリヒレアシシギ 31 ムクドリ
キジバト 12 メダイチドリ 22 ウミネコ 32 イソヒヨドリ
オオミズカギドリ 13 セイタカシギ 23 トビ 33 スズメ
 4 カワウ 14 クサシギ 24 ノスリ 34 ハクセキレイ
 5 アマサギ 15 タカブシギ 25 ハヤブサ 35 セグロセキレイ
 6 アオサギ 16 イソシギ 26 ハシボソガラス 36 カワラヒワ
 7 ダイサギ 17 ミユビシギ 27 ハシブトガラス 37 ホオジロ
 8 チュウサギ 18 トウネン 28 ヒバリ
 9 コサギ 19 ウズラシギ 29 ツバメ
 10 コチドリ 20 ハマシギ 30 ヒヨドリ
 オオミズナギドリ  ウズラシギ
 アカエリヒレアシシギ ハヤブサ

台風の接近に伴ってこのところの酷暑に一服感があるので昨日、今日と連日の鳥見を敢行した。といっても昨日の九十九里浜が完璧な空振りに終わってしまい、可能性を残している今日に再挑戦したのである。九十九里浜での狙いはウズラシギ、キリアイ、コオバシギといったところ。昨日は午後からの出動で午後2時前にキリアイ、ハジコチ、ウズラシギが見られるポイントに入ったのだが、そこで見たものは未練がましくポイント周辺を飛び回っているハヤブサの姿であった。もちろんシギチの姿はない。狩りは失敗だったのだろう、やがて飛び去ってしまった。南への渡りの途中である。広い砂浜が延々と続く九十九里浜では猛禽に追われたシギチがまた同じ場所に戻ってくることを期待は出来ない・・・とわかってはいたが今日の再挑戦を期して矛を収めた昨日であったのである。そして今日。時間があるので昨日のポイントに加えて昨日もオバシギ、コオバシギが見られているポイントに先ずは向かった。しかしポイントの海岸線を4Kmにわたって歩いたがミユビシギ、トウネンが見られるのみで目的のコオバの姿はない。あきらめて昨日のキリアイ他のポイントに入ったが予想通りこちらもミユビ、トウネン、メダイのみ。そしてその後コオバのポイントでは朝方は見られたもののこちらもハヤブサの侵入で姿を消してしまったとのこと。なんと2日にわたってハヤブサが跋扈したあと空っぽになったポイントに入るというマヌケなことになってしまったのだ。しかし気を取り直して周囲を眺めると悪いことばかりでもない。一つはミユビシギの群れの中には幼鳥がかなり混じっており中には過半が幼鳥という群れもあった。この時期の成鳥は換羽途中で様々複雑な羽衣の個体が多いのだが、幼鳥は白黒模様のとてもスッキリした姿で新鮮な印象で大好きである。そしてもう一つ。オオミズナギドリの群れが砂浜の波頭が崩れる辺りまで接近して盛んにエサ取りをしていた。そう長時間ではなかったが小魚が集まっていたのだろう久し振りに間近でオオミズナギドリの飛翔を見た。ただ水深が極く浅いせいもあるのだろう、大海原で見る緩いカーブを描いてのソワリングとは少し違いもっと短い波長のカーブを描き時には尾羽を広げ急ブレーキで方向を変えるなど、やや違った姿を見ることが出来た。砂浜で完璧に振られたので当初予定になかった淡水のシギチを見に稲敷に向かうことにした。といっても数日前にヒバリシギやオジロトウネンを観察したポイント以外には確実な場所はないのであるがそれでもこのままでは帰宅出来ないとの気持ちが強くなっていた。ところが向かっている途中に情報が入り今日は目的の蓮田には鳥が全くいないとのことであった。代わりに全く別の場所でアカエリヒレアシシギ、ウズラシギが見られるということであった。ああ良かった、これで蓮田の成果ゼロであったらそれこそ立つ瀬もないというもので、鳥は居ないという情報もありがたかったしそれに代わる鳥が居るというさらに有難い情報に救われたのである。丹念に歩いているが故の賜物で鳥友には大感謝である。久し振りに長々とした駄文になってしまったが、この2日間、それなりに思い入れがあっての行動であったことの反映のような気がする。昨日は約12000歩、今日が約15000歩と最近になく歩き回った2日間であった。明日は台風13号が接近上陸する。昔は嵐の中を海辺に出かけたことも多かったが今回は家でこの2日間の疲れを癒すことにした。