銚子、波崎のカモメシーズンも終盤であるにも拘わらず今年は大型カモメの基本種の多くをまだ見ていない。カナダカモメは言うに及ばずシロカモメ、ワシカモメ、アメリカラグロカモメ、モンゴルカモメなどかつては容易に見られた種を見ていない。通う回数も以前よりはずっと少ないこともあるが、それでも何回か通ってはいる。しかしひつもの防波堤や干潟にカモメ類が集まっている場面に出会っていないのである。今日こそはと思って直行したもののやはりカモメ類、特にセグロ系のカモメは極く少なく最初から戦意喪失で、それでも防波堤で休息している少数の大型カモメ類を観察していた午後１時頃に鳥友からヒメカモメ出現の情報を頂き約10分ほどで現地到着。防波堤上のユリカモメの中に小さな姿を確認することが出来た。かなり距離がありしかも逆光ということで鮮明な画像ではなかったがともかくも今季初めてヒメカモメを観察することが出来た。去年の個体が再度渡来したもののようで２Ｗということになる。観察時間は僅か数分で飛び去ってしまい行方が判らなくなってしまった。その後は印旛沼に立ち寄り草原の冬鳥やクイナ類、湖面のカモ類をざっと確認して18時前に帰宅したのである。カモメ類が少ない中ヒメカモメに会えたことは大変ラッキーであった。鳥友からのタイムリーな情報に感謝である。