今日は三番瀬の潮の条件が良さそうなので出かけることにした。天気も明るい曇り空で時折薄日が差す穏やかな日和で暑さは感じない。到着したのは7時頃ですでに干潟は出ていたが長潮ということで大きくは広がらず潮位も殆ど変化しない。干潟のハマシギやミユビシギ、メダイチドリといった最近の主役はまだ見当たらず、ミヤコドリとダイゼンが多数干潟に降りていた。その中にオバシギが見られる。しかし距離が遠く一旦干潟を一通り歩いてからチャンスを待つことにした。そのうちにハマシギの群れが干潟に降り始め、メダイチドリ、オオソリハシシギなども次々と降りてきた。一時バーダーを集めたヒメハマシギはすでに抜けてしまったようだ。市川側でメダイチドリの群れの中に珍しくウズラシギが見られる。三番瀬では渡りの時期にたまに見られるのだ・まだ冬の姿である。さらにムナグロも姿を見せた。これも干潟では少ないが三番瀬でも渡りの時期には時々見られる。色々探しながら干潟を移動するが長潮なのであまり遠くまで引いてないので歩く距離もそれほどでもない。チュウシャクシギの20羽ほどの群れが市川側で採餌していた。やがてハマシギの群れに合流したオバシギも近くにやってきて目論み通り良い条件で観察撮影が出来た。しっかりした夏羽の個体である。ハマシギは夏羽の個体が多くなりミユビシキも徐々に羽色が複雑な模様に変わりつつある。ダイゼンもすでに夏羽に変わりつつある個体が目立つようになり春の三番瀬の雰囲気が出来つつある。そういえば今日はシロチドリの姿を見るることがなかったが今後5月にかけては渡り途中に休息のため立ち寄る種が多くなり楽しみである。10時半過ぎ3時間半にわたって歩き回った干潟を後にした。
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