連日の猛暑と少ない鳥情報、季節的にも鳥の動きも少なくなるなど、屋内で過ごしがちになってしまう今日この頃であるがやはりフィールドの様子が気になってしまう。シギチの渡りにはまだちょっと早いとは思うがその兆しでも感じられないかという思いで出かけてみた。三番瀬到着は潮の引き始めで少数のミヤコドリが出始めた干潟に降りている。他にはウミネコの群れ、成鳥から幼鳥までの各年齢の鳥が混じっている。干潟には他に少数のサギが目に留まる程度。干潟が広がるにつれてミヤコドリが次々と降りてくる。この時は46羽を数えることが出来た。背中の色が褐色味を帯びた若い鳥が殆どである。その他ムクドリやハクセキレイが目につく程度であったが殆どが今年生まれの幼鳥である。内心では運が良ければオオメダイチドリ成鳥が見られるかもしれないと期待していたのであるがミヤコドリ以外のシギチの姿は全く見られずであった。その後は九十九里方面に移動、しかし2週間前には大きく広がっていた水たまりは干上がり草地はヒバリの天下になっていた。砂浜ではコアジサシが啼きながら飛び回り少数のシロチドリが見られるのみ。もしやと思い漁港のほうものぞいてみたがウミネコが飛んでいるくらいで成果は得られず撤収を決めた。
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