前回見逃してしまったハマシキとヒバリシギのハイブリッドではないかと言われている個体が昨日はまた三番瀬で見られたとのことで、再び三番瀬を目指した。日曜日ということで、探鳥会やらツアーも加わって大変な人出であった。そのせいもあってか干潟は十分に出ているにも拘わらず鳥がなかなか干潟におりて来ない。それでも徐々にではあるがミヤコドリを始めオオソリハシシギ、オバシギなどが降り始め、やがてオグロシギの群れが干潟に降り立った。しかしお目当ての交雑種の姿は見られず、昨日は見られたというアカアシシギの姿もない。恐らく人が多すぎて最初から谷津干潟のほうに移動してしまったのであろうということで、暫く三番瀬を歩いてみた。種類は前回9月29日の時と変わらないがコオバシギの姿は見えずオバシギも減ってしまった一方でオグロシギは昨日18羽、今日15羽といずれも前回よりも増えていた。一通り三番瀬をチェックした後11時過ぎに谷津干潟に移動、広い干潟に作られたカキ礁に休息しているトウネン、ハマシギの群れを検索してみるが双眼鏡では遠すぎて見つけ出すことが出来ない。しかしスコープで探していたベテランバーダーのS氏がハマシギの群れの中にいる件の個体を見つけ出してくれてようやく確認することが出来た。体形は脚がやや長めのヒメハマシギといったところだが遠くからの撮影でも脚の色が濁った緑っぽい色であることがよく判った。その後干潟が広がると共にハマシギと一緒に干潟の真ん中に飛び去り行方不明となってしまった。一方でアカアシシギは前回同様対岸に出始めた干潟で間近に見ることが出来たのである。その後キリアイなども探したものの見付からず1時半過ぎ諦めて谷津干潟を後にした。
観察リスト青字は谷津干潟のみでの観察
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