約2週間振りに稲敷の蓮田地帯を訪れた。前回見られたハジロコチドリは今日は見られない。浮島の蓮田地帯では以前から見られている種類を引き続き見ることが出来た。蓮田地帯の比較的限られた範囲を行き来しているようなので今日は1ヵ所に腰を据え、待ちの姿勢でのんびりと構えて飛んでくるシギチを観察することにした。先ずはトウネンが多数見られさらにヒバリシギが3羽、いずれも第1回冬羽への換羽中と見られる。そのうちウズラシギ3羽が飛来、もとから居た3羽と合わせて6羽を間近で見ることが出来た。さらに上空をオオハシシギとツルシギの混群が飛び、少し離れた蓮田に降りたと思われたが間もなくオオハシシギ7羽が飛来、賑やかな蓮田になってきた。ツルシギは一筋先の農道に面した水の多い田圃に入ったようだ。上空をタゲリ10+が飛ぶ。今期初認となった。ツルシギを見に隣の農道沿いを捜索したところツルシギの他にアオアシシギ、オグロシギも見ることが出来た。いずれも水量が多い田圃を好む種類である。帰りがてら以前アメウズやキリアイが見られたエリアを歩いてみたがそれらは見られず、思いがけず8羽のアオアシシギを見ることが出来た。バーダーの数は多くはなかったものの何人かの知り合いに会うことが出来た。帰途に寄った妙妓の鼻の駐車場では早くも10人以上のカメラマンが葦原にレンズを向けている。そろそろ猛禽の季節がやってくる。1年の巡りの早さを実感する。
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