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CHUSAN の FIELD NOTE
令和6年12月31日

日 時 2024/12/31
場 所 印旛沼北部調整池、坂田が池(千葉県)
天 候 晴れ
確認者 CHUSAN
キジ 18 カンムリカイツブリ 35 トビ 52 シロハラ
コブハクチョウ 19 ハジロカイツブリ 36 チュウヒ 53 アカハラ
 3 コハクチョウ 20 キジバト 37 ノスリ 54 ツグミ
 4 オオハクチョウ 21 カワウ 38 カワセミ 55 ルリビタキ
 5 オカヨシガモ 22 ゴイサギ 39 コゲラ 56 ジョウビタキ
 6 ヨシガモ 23 アオサギ 40 チョウゲンボウ 57 スズメ
 7 ヒドリガモ 24 ダイサギ 41 モズ 58 ハクセキレイ
 8 マガモ 25 コサギ 42 ハシボソガラス 59 セグロセキレイ
 9 カルガモ 26 ヒクイナ 43 ハシブトガラス 60 タヒバリ
 10 ハシビロガモ 27 バン 44 ヤマガラ 61 カワラヒワ
 11 オナガガモ 28 オオバン 45 シジュウカラ 62 ベニマシコ
 12 トモエガモ 29 タゲリ 46 ヒバリ 63 ホオジロ
 13 コガモ 30 タシギ 47 ヒヨドリ 64 カシラダカ
 14 ホシハジロ 31 イソシギ 48 ウグイス 65 アオジ
 15 キンクロハジロ  32 ユリカモメ  49 エナガ  66 オオジュリン
 16 ミコアイサ   33 セグロカモメ  50 メジロ     
 17 カイツブリ  34 ミサゴ   51 ムクドリ    
ヨシガモ トモエガモ  ミコアイサ
 
 トモエガモの群れ
 ヒクイナ  アカハラ  カシラダカ
大晦日の私的恒例行事である印旛沼北部調整池、徒歩一周鳥見ウォーキング。今年もなんとか実行出来た。毎年年齢との相談で今年が最後か?と思いつつもまだ歩けることに感謝である。しかし今年は体調は万全とは言い難くなんとかゴールするためにややゆっくり目に途中休みながら歩くことに決めていた。歩き始める前に本埜のハクチョウの渡来地に行ってみる。今日現在で渡来数は809羽との表示がある。何かガン類が混じっていないかの確認が主な目的なのだが残念ながらハクチョウのみ。ただ例年と比べオオハクチョウがかなり多いように見うけられる。先日の与田浦の大きなハクチョウの群れを観察した時もオオハクチョウが多かった。今年の特徴なのだろうか? 午前8時20分、駐車場からスタートである。駐車場そばの松林、去年はここでビンズイの小群を見ているが今年は見られない。甚兵衛大橋際から土手道に入りいよいよ一周スタートだ。暖かく殆ど無風で晴れてはいるが薄く筆で刷いたような薄雲のせいで光は柔らかい。歩き始めて暫くの場所でホオジロ、カシラダカをメインに草原の小鳥たちが姿を見せる。ツグミの小群に混じって珍しく2羽のアカハラを確認することが出来た。ベニマシコと思われる赤っぽいホオジロ類が突如目の前を飛び、草むらに飛び込んだ。暫く待ってみたが出てくることはなかった。ベニマシコは別の場所で啼き声を確認出来たのだがついに姿を見ることは出来なかった。さらに歩を進めると鳥の姿がパタリと見られなくなってしまった。土手の上は部分的に整備されているが草が刈られていなかったりする所もあり体力を消耗する。猛禽の出も頗る少なく全体を通してチュウヒ4個体を辛うじて視認した程度。昼食をとったり休憩しながら全体の約4分の3ほどを歩いた吉高機場ではヒクイナがサービスしてくれたが日陰の暗い場所で良い写真にはならない。沼の南西側からはトモエガモの大群を遠望出来たが群れを離れて近付いてくる1羽を何とか撮影することが出来た。風が無いせいか大群による圧倒的な群飛を見ることは出来なかった。出発地点の駐車場に戻ったのは13時10分。所用時間4時間50分であった。その後房総風土記の丘、坂田が池をざっと歩いてみた。狙いはトラツグミだったのだが残念ながら見付からず。印旛沼に戻っていつもの通り台方のラーメンを食して今年最後の鳥見を終えることにした。ラーメン店を切り盛りしている姉妹に別れを告げて家路についたのである。初めて一周に挑戦したのは2000年の大晦日。それから25年、一度も休むことなく続けてきたがこの間に印旛沼の環境も大きく変わり、鳥の数も激減、特に猛禽や草原の小鳥は随分少なくなったように感じる。今日もベニマシコやホオアカ、ハイイロチュウヒ、ハイタカなどは見ることが出来なかった。このフィールドノートも2000年8月にスタートして4半世紀。車の事情、加齢による体力、気力の減退などは著しく。印旛沼一周の恒例行事は今回を以て終了としたい。また、2000年8月に開設したこのHP”Chusanの野鳥ワールド”も2025年1月末を以て終了とすることにしている。また改めてご挨拶とお礼をさせて頂くことにしている。
今年は元日、2日と大きな震災や痛ましい航空機事故で新年を迎えることになってしまったが2025年は穏やかな年となるよう切に願うばかりである。皆さん良いお年を迎えてください。