あとがき

またまた、「百合?」と首を傾げたくなる話です。
まぁ、「雑記帳」ですから、大目に見てください。
百合話以外も書きたい気持ちはあるんです、これでも。

この話は、実話がネタです。
話と同じように、指輪を預かっています。
預かった経緯は異なりますが。
ちなみに私の手元にある指輪には、
預かった時のことを書いた小さなメモが付いています。

何年かぶりにあけてみました。

人の心は弱きものかな
遠き昔の想い出を
思い出しては悩み苦しむ…

心を許した人からこれを預かる。預かったものは形あるものだが、
その人の心を預かったと思う。昔の想い出とともに…。
―ちょっと略―
私にこの品を預けてくれたことを誇りに思う。
そして願わん。その人の前途に光あることを。

預かった日付も入っていました。こんなことを書いていたんだな、私。
その方は会社を辞めて、海外にホームスティしていました。
今は日本に戻られています。以前、お会いした際、
「質屋に入れようか、あの指輪?」と言っていました。

さて、指輪の運命はいかに?

今でも私は指輪を預かったのは間違ってたかなと思うときがあります。
私がそれを預かれるだけの人間ではないこと。
本当なら、「捨てて欲しい」とお願いされた時に、捨てるべきだったと。
指輪が重荷になる事はありません。私には。
けれど、預けた人が気にしている。
指輪の「価値」を気にしてしまって、捨てることが私には出来なかった。
その人の気持ちを思えば、捨ててしまうことがベストではなかったのか。
もちろん、今更、勝手に捨てるわけにはいかないですが。



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