スタンド・バイ・ミー
STAND BY ME
1986年
監督:ロブ・ライナー
脚本:レイノルド・ギデオン
リバー・フェニックス、コーリー・フェルドマン、ウィル・ウィートン、
ジェリー・オコネル
オレゴン州のキャッスルロックは人口1200あまりの小さな町。ゴーディ、クリス、テディ、バーンはそれぞれ 家庭や将来に悩みを抱えていたが、皆個性豊かで少年期特有の仲間意識で結ばれていた。ある日、バーンが 3人に「行方不明になっていた少年は実は列車にはねられ死亡していている」ことを話し、また「その事が警察 に未届けであるため、自分たちで死体を探し出し街のヒーローになる」ことを提案。 ヒーローになるという希望とちょっとした「度胸試し」で始まったこの旅は、キャッスルロックという小さな 世界しか知らない少年達にとって、初めて体験する外の世界での大冒険、そしてかけがえのない思いでになる のだった…。
ノスタルジックな物語にさわやかな映像美がマッチしたスティーブン・キング原作の非ホラーの秀作は、主演の 4人の類い希な自然体演技により素晴らしい作品となりました。4人が4人、まるでそれぞれの役を演じるため に生まれてきたような雰囲気さえも感じさせます。他にもリチャード・ドレイファス、ジョン・キューザック、 フランシス・リー・マッケーンらの好助演、ベン・E・キングの主題化をはじめとするジャック・ニッチェの音楽 も手伝い、本作に対する感動をより深いものにします。
リバー・フェニックスが若くして他界してしまったことはとても残念で仕方ありません。彼の出演作は「エクス プローラーズ」「モスキート・コースト」「マイ・プライベート・アイダホ」
「殺したいほ どアイ・ラブ・ユー」
「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」ぐらいしか観ていないので詳しい事まではわかりませんが、彼の将来が そのまま映画界の将来になっていたであろうことはよくわかります。親友キアヌ・リーブスとの共演がもうありえ ないなんて…考えただけで悲しくそしてさみしい思いになってしまいます。