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Making of Tears/TIPS-1
 人物のスナップショット的な絵を描く場合と違い、何かのワンシーンを描こうとする時は、人物の配置や背景のバランスにも気を配らなきゃなりません。(うぅ、めんどくさい(TT))
 上手い人は、製図のように正確で美しい絵をさらさら〜っと描かれるんですが、なかなかその域に達しないのが凡人の悲しさ。(自分の努力不足を棚に上げておいて何ですが^^;) まぁ、練習不足はおいおい補っていくとして(^^;)、ここでは、とりあえず、複数の人物を配置した作品の実際の作業工程をご紹介してみます。

(・・・最初に断っておくけど、超手抜き。あんまり参考にはならんよ(笑))


ラフ-1  まずは、頭に浮かぶイメージのままに、ラフ画を起こしてみます。(最近はラフ画もパソコンでやるようになったのよね^^;)

 最初に、中心に据えるキャラと、ベースになるラインを1本、直線ツールで入れています。この単純なラインで、結構、残りのイメージが浮かぶものなんですよね。
 ベースになるラインは、アングルを決めるためのもの。とりあえず、地平線(というか床の線^^;)をイメージにおいてますが、この時点ではまだこのまま使うかどうかはわからない。 イメージを起こしていくための補助的なもの、程度の意味で使っています。

ラフ-2  上の続き。さらに何本も線を引いて、空間のイメージを作り上げていきます。
 ラフ画なので、無駄な線でも構わずにどんどん入れちゃう。この時点では、まだ背景をどうするか決めてないので、ほとんどが奥行きの確認のためのもの。消失点をきっちり取ってないのが、いかにもいい加減な私らしい(^_^;)。(正確に描きたい人はちゃんと取ろうね^^;)

 同時に、他のキャラの配置も簡単に行なっています。キャラの位置関係がわかればいいので、そのまま直線ツールで大雑把な当たりだけ取ってます。

ラフ-3  ハードエッジペンを使って、キャラに肉付け。ここはいつも通り、白と黒のブラシで削ったり描き加えたりして、大まかな形を作っていっています。
◆空間イメージング・超簡単モード(笑)
空間イメージ作成  2次元のキャンバス上に、空間のイメージを作り上げるのは結構難しい(^_^;)。私がよくやるのはこれ。

 頭の中で、大雑把なイメージとだいたいのアングルを決めたら、とにかく、線をいっぱい引く(笑)。 上でもちょっとだけ触れてますが、基準になる線を1本引くと、意外と、残りのイメージも浮かんでくるものです。 最初から細かい部分を描き込もうと思わずに、まずは大雑把に全体的なイメージを捉えてみるようにすると、描きやすくなるんじゃないでしょうか(^^;。
 空間が見えてくれば、キャラやアイテムの配置もしやすくなります。キャンバス上に空間のイメージが見えてくるまで、無駄な線でもお構いなしにどんどん引いちゃいましょう。 下絵を描くのはそのあとでも遅くないよ。


ドキュメント複製メニュー  ラフ画ができたら、[編集]-[ドキュメント複製]-[単純]メニューで、画像のコピーを作っておきます。
 保存しちゃってもいいんですけどね(^^;)。要は、今描いた画像をこれから使い回しすることになるので、オリジナルを1枚、いつでも参照できる状態にしておけるならOKということです。

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