トップその他の情報臼井儀人先生の思い出を語る会レポート

2009年11月30日、9月に事故で亡くなられた原作者・臼井儀人先生を偲ぶ催しが開催されました。当日は平日ということもあり、普通では参加不可能となるところでしたが…。
注意:以下、鉄道ネタが随所に登場します。興味のない方は適当に読み飛ばしてください。また、画像が大量にあるので読み込みに時間がかかる可能性がございます。

前準備

はじまりは11月5日でした。この日発売の「まんがタウン」12月号に、11月下旬にお別れ会を開催するという記載があったのです。この段階ではいつになるのかは不明でしたが、絶対に行っておきたいとは思っていました。この段階で、平日開催ならその日は仕事を休むつもりだと宣言していました。
そして11月18日になり、詳細が発表されました。11月30日の午後1時から6時まで、東京・青山葬儀所で開催されるとのことで、宣言通り休暇届け(実際には休日出勤の代休扱いとなりましたが)を提出しました。

休暇を取れることとなり、次は切符を買いに行くことになります。事前にある程度計画は練っており、さっそく18日の夜に近場の駅のみどりの窓口へ、経路を詳細に記したメモを持参しました。ところが、係員がメモ通りに経路を入力していくと「経路数オーバー」と出てしまいました。機械発券できる限界を超えてしまったようです。そこで係員は、このままでは売れないから経路を削ってほしいと言ってきました。しかし、後述しますがネタを仕込んだ切符にするために削れる経路はなく、こちらも引き下がれません。食い下がると、大阪駅ならば何とかなるのではとのことでした。
そこでそのまま大阪駅へ。やはり「経路数オーバー」となり、ここの係員は「手書きになるので時間がかかりますがよろしいですか?」と聞いてきました。それがこちらが期待していた言葉で、もちろんそれでいいのです。28日から有効としたいので、27日までに作って連絡をもらえることになりました。あとは電話を待つだけ…。
ところがそう簡単にはいかず、待てど暮らせど電話は鳴りません。ついに27日の夜になってしまいました。仕方がないので大阪駅に行って聞いてみたところ、ちゃんとできていたようですぐに切符が出てきました。

乗車券 塚本→天満、経由:別紙参照/途中下車:(海)品川、水道橋、糸魚川、大阪(他に亀山、東京、両国、新宿で途中下車) 別紙1(経由)東海道・東西線・環状線1・関西・おおさか東線・片町線・関西・名古屋・新幹線・東京・東北・高崎線・上越線・北越急行・信越・北陸・湖西・東海道・環状線1

何だこの切符は、とお思いかもしれませんがれっきとした乗車券です。これは「出札補充券(しゅっさつほじゅうけん)」といい、略称は出補(しゅっほ)といいます。なお昨年のラスト0系でも手書き切符がありましたが、こちらは料補といいます。
なお今回のネタというのは手書きということではなく、区間にあります。区間は「塚本→天満」ですが、実は「スクールランブル」という作品に「塚本天満」というヒロインキャラクターが存在しており、ネット上には「塚本→天満」の乗車券(定期券も)がいくつか存在します。塚本駅も天満駅も大阪駅の隣にあるので、最短だと160円で済むほどお手軽なネタ切符なのです。しかし今回は東京に行く必要があるので、大きく1周する塚本天満としてみました。そのため15,020円になっているのですが、単純な東京往復では17,020円となるので、北陸回りの大回りでも安上がりなのです。
しかしながら、それなりの長距離切符で「塚本→天満」を出すのは実は困難なのです。というのも、JRの決まりで200kmを超える場合で大阪市内にある駅を発着とする場合(大阪市内だけでなく、全国11都市にこのような決まりがあります)、個別の駅ではなく「大阪市内」とすることになっているのです。そのため、本来「塚本→天満」は「大阪市内→大阪市内」となります。今回はその決まりを回避するため、少々複雑な経路をたどるように指定しました。いったん大阪市内を出てから大阪市内に再突入し、再び大阪市内を出るようにすることによって決まりを回避できるルールがあります。今回は次の図の茶色の線をたどる形にしました。放出(はなてん)駅周辺で大阪市内を再度通過する形になります。尼崎の前後でも一度出ていますが、こちらは「大阪市内」となっていても尼崎を経由することが可能という特例があるのです。

大阪近郊ルート図

11月28日

さて、切符の有効開始日になりました。この日は土曜日でしたが、朝から仕事をしました(もともと出勤日でした)。日程の都合上この日の夕方に出発する必要があり、そこで定時で上がることをあらかじめ伝えていました。予定通り定時で仕事を終えて、スタート地点の塚本駅へと向かいました。ところが塚本駅は行ったことがなく、少々道に迷ってしまいました。それでも乗車予定列車の4分前に駅に到着しました。改札口に行って切符を見せると、駅員がなかなかいい反応を示してくれました。「今から乗るの? 大阪駅発行…何日かかった? 珍しい…。」そしてハンコをどこに捺すのか聞いてきました。なるべく何も書いていない場所を指定して捺してもらいました。しかし、このような反応を見せてくれたのは結局ここだけでした。

最初の列車に4分乗り、尼崎駅で最初の乗り換えです。乗り換え時間が少なかったものの間に合い、すいていたので座ることができました。次に環状線へ乗り換えますが、ここで反対方面のホームに行ってしまって少々パニック気味に。すぐに正しいホームに向かい天王寺駅へ、そして関西線へと数分ごとに乗り換えの連続です。以降も予定通りに乗り継いでいき、21時過ぎには関西線の加茂駅(京都府)に到着しました。ここからの関西線は山間部を通っていて本数が少なく、21時18分を逃すと先に進めなくなってしまうことになるのでとりあえず最初の関門は突破できました。加茂駅からは電車ではなく気動車に乗ります。バスのようなワンマン運転で、バスと同じような料金表もある車両でした。途中で小動物が線路上にいたようで警笛とともに急ブレーキがかかったりもしましたが、時刻表どおりの22時47分に亀山駅(三重県)に到着しました。この日はこれ以上先へ進む列車が1本もないので、ここでいったん途中下車とします。

塚本駅
JR塚本駅=28日18時13分、大阪府大阪市淀川区
亀山駅
JR亀山駅=28日22時48分、三重県亀山市御幸町

1日目の夜

この日は宿泊費を浮かすため、24時間営業のマクドナルドで夜を過ごすつもりでいました。亀山駅から2km程度のところにマクドナルドがあるのを確認しており、さっそくその方向に向かいました。30分程度で着くはずでしたが、地図で見ると交差点だったところが実は立体交差になっていて曲がれないという、地図だけではわからない罠があり回り道を余儀なくされました。結局マクドナルド到着は23時37分となり、50分かかりました。どうせ6時間ほど時間をつぶす必要があったので、多少時間がかかるのは別にかまいませんが…。

マクドナルドではこの日の夕食代わりでもあるので、期間限定販売のマックチキンセットを注文しました。ゆっくりと食べますが、それでも日付変わって1時半頃には間が持たなくなってしまいました。仕方なくトレーを持っていき、ハンバーガーとコーヒーを追加注文しました。

やがて3時40分になり、ここで店を出ました。帰りはより近い道を把握したので早く駅に戻れるはずだったのですが、またしても道に迷ってしまいました。そして駅に戻ってきたら4時30分…やっぱり50分を要しました(^^;

今夜の宿(?)、マクドナルド306亀山店
マクドナルド306亀山店=28日23時36分、三重県亀山市栄町
未明の亀山駅
未明の亀山駅=29日04時33分、三重県亀山市御幸町

11月29日

この時点では、まだ亀山駅入り口が閉まっていました。しばらく待っていると電光掲示板発車案内の表示が始まり、自動改札の電源が入り、そして入り口の鍵が開く様子が観察できました。4時45分に入場すると、本日の1番列車(5時ちょうど発の名古屋行き)が入線してきました。亀山駅発車時点ではまだ真っ暗で、ガラガラの車内のままでした。さすがに一睡もしていなかったのでこの車内でひと眠り…。しばらくして目を覚ますと、外はまだ暗いままでしたが車内はかなり混雑していました。日曜の早朝だというのに、こんなに込むものなのですね。

6時8分、名古屋駅に到着しました。ここからはそれまでの乗り換えの連続から解放され、新幹線で一気に東京まで行きます。ここで乗った新幹線は6時20分発の「ひかり500号」です。この「ひかり」はN700系が使われており、N700系で使えるコンセントで携帯の充電を行いつつの移動となりました。天気が不安でしたが、名古屋を出てしばらくして明るくなってきた段階では雲が多いながらも雨は降っておらず、さらに静岡県に入ると一層晴れ間が広がってきました。かくして、富士山はばっちり確認できました。8時7分、あっという間に品川駅に到着となりました。

名古屋駅
JR名古屋駅=29日06時10分、愛知県名古屋市中村区
富士山
富士山=29日07時25分、静岡県富士市(新富士-三島間 新幹線車内)
266.7km/h
最高速度266.7km/h=29日06時29分(iPhoneアプリMotionX-GPS LTEの画面)
N700系ひかり
N700系ひかり=29日08時07分、東京都港区(JR東海・品川駅)

外に出られない駅

品川駅で「塚本天満」切符を途中下車し、ここでいったん「塚本天満」にはお休みを与えます。ここからは、この1日を「ホリデー・パス」を利用することにしていました。ホリデー・パスは首都圏近郊のJR線と東京モノレール、東京臨海高速鉄道りんかい線に1日間乗り放題という切符です。

ホリデー・パス

ホリデー・パスを手にして、まずは京浜東北線に乗りました。向かうは鶴見駅です。ここで乗り換えて鶴見線へ。鶴見線は細かい路線がたくさんありますが、今回はその中で海芝浦駅に向かいました。海芝浦駅は、海と東芝の敷地に隣接していて、東芝関係者以外は駅の外には出られないという変わった駅として有名です。さて鶴見線の電車に乗ると、親子連れがたくさん乗っていました。海芝浦駅は東芝関係者以外には珍しい駅ということで鉄マニアくらいしか行かないはずなのに、マニアな親子がそんなにいるものなのかと思いつつ、10分ほどで海芝浦駅に到着しました。

8時53分に海芝浦駅に到着すると、終着駅なので当然ながら全員降ります。この日は東芝で家族説明会のようなイベントがあったらしく、乗っていた家族連れは全員東芝の敷地内へと入っていきました。私はそういう立場ではないわけですが、海芝浦駅の横には「海芝公園」という細長いスペースがあり、そこには自由に出入りできます。ここで朝食をとり、9時18分発の折り返し列車に乗りました。この時点で車内にいたのは私一人だけ、3両編成が貸し切り列車となりました。それでも律儀にアナウンスを入れる車掌さん、お疲れ様です。本当に誰も乗っていなかった場合でもアナウンスはやっているのでしょうか?

海芝公園
海芝公園入り口=29日09時05分、神奈川県横浜市鶴見区(JR東日本・海芝浦駅)
海芝浦駅
海芝浦駅=29日09時08分、神奈川県横浜市鶴見区

中央線イベント

最初は貸し切りだった列車も、途中駅からは乗客がそれなりに乗ってきました。そして鶴見駅に戻ると、さらに京浜東北線で1駅だけ東京方面に戻りました。川崎駅から、今度は南武線の列車に乗車しました。この後中央線のイベントに参加するためです。しかしながら、名古屋に向かう車内で少し寝ていたとはいえまだまだ寝不足、そしてこの南武線では1時間近くも乗り続ける条件により、ほぼ睡眠タイムとなりました。やがて終点の立川駅に到着しました。

ここでいったん改札を抜けて、駅に隣接する商業施設へ。ここで今回のイベントのパンフレットを入手します。そのイベントというのは「中央線120周年記念パンチDEラリー」というものです。かつて自動改札が普及する前、人間が特別な鋏を切符に入れる作業が行われており、それを自分の手で味わうことができるというイベントでした。中央線のうち、八王子から吉祥寺までの12駅近くに鋏が置いており、ラリーのパンフレットにその鋏を入れていくという作業を繰り返すことになります。ただし今回は時間の都合上、立川駅から三鷹駅までの8駅分しか集められませんでした。途中の東小金井駅と武蔵境駅では特に感慨深いものがありました(昔からのクレしんファンならわかるはず…)。

東小金井駅
東小金井駅=29日11時53分、東京都小金井市梶野町
武蔵境駅
武蔵境駅=29日12時02分、東京都武蔵野市境一丁目

さらに、三鷹駅では別のイベントも行われていました。土日祝日に「パンチDE実演」と称して、かつて本当に改札口で鋏を入れていた駅員OBが、5駅以上ラリーを回った人に対して特別な切符を渡して鋏を入れてくれるイベントがあり、こちらも参加しました。日によってこのイベントが行われる場所は異なっていますが、11月29日は三鷹駅だったのでちょうどよかったです。立川駅(12月19日などはここでイベントがあります)だったりすると、いったん5駅分集めて戻らなければならないところでしたから…。

次の目的地へ切符購入

中央線イベントに参加した後は、ちょうどやってきた青梅特快で新宿へ、さらに湘南新宿ラインで大宮へと移動しました。大宮駅でいくつかの切符を買います。「新幹線特定特急券 大宮→熊谷」「新幹線特定特急券 熊谷→高崎」「往復乗車券 熊谷⇔(信)横川」の合計4枚です。というわけでこれから向かうのは、群馬県安中市の信越線・横川駅です。ホリデー・パスは東海道新幹線を除く新幹線でも特急券追加で利用できるのを活かし、新幹線で高崎まで行きました。ただし大宮から高崎までの自由席特急券は1790円かかります。それが熊谷で分割すると、隣接駅間の特定特急券となり、840円×2の1680円ですむのです。なおホリデー・パスのエリアが熊谷駅までなので、そこから横川駅までのはみ出し区間は普通に乗車券を買いました。「(信)横川」とあるのは、山陽本線にも横川駅が存在するので区別するためです。山陽本線の場合は「(陽)横川」と表記されます。実際には読み方が異なり、(信)は「よこかわ」、(陽)は「よこがわ」なのですが。

新幹線特定特急券 大宮→熊谷
新幹線特定特急券 大宮→熊谷
新幹線特定特急券 熊谷→高崎
新幹線特定特急券 熊谷→高崎
乗車券(ゆき) 熊谷→(信)横川
乗車券(ゆき) 熊谷→(信)横川
乗車券(かえり) (信)横川→熊谷
乗車券(かえり) (信)横川→熊谷

ところで改札をどうやって通ろうかで悩みました。横川駅まで必要な切符は、ホリデー・パスと乗車券、そして2枚の特急券です。この4枚を全部大宮駅の新幹線自動改札機に入れればよかったのかもしれませんが、3枚までしか受け付けてくれないという話も聞いたことがあったのでとりあえず入る時にはホリデー・パスと熊谷までの特急券だけにしておきました。これは問題なく通過できました。そして、数分後にやってきた「あさま525号」の自由席に乗りました。順調に北へと進み、まもなく高崎到着というところで新幹線車掌から乗り換えの案内がありました。しかし、すでに14時頃なのに11時とか12時の案内をしています。何か勘違いされたようで、途中で気がついて訂正していたのでまだよかったですが、気がつかないままだと苦情が飛ぶことになったのかも…。

さて高崎駅の在来線乗り換え口にやってきました。今度は熊谷から横川までの乗車券と、熊谷から高崎までの特急券を改札機に入れました。しかし、残念ながら通してくれませんでした。乗車券と特急券の区間は問題ないので、おそらく未入場状態の切符を入れたのが原因なのでしょう。結局有人改札を通ることに。その後信越線の乗り場に行き、横川行きの列車に乗り込みました。次第に車窓には山が近づいてきました。ちょっと変わった形の山が見えてきたので記念撮影しつつ、14時43分に横川駅に到着しました。

妙義山
妙義山の特異な形=29日14時37分、群馬県安中市(信越線車内)
横川駅。かつてはこの先もレールが延びていました
車止めのある横川駅=29日14時43分、群馬県安中市松井田町

碓氷峠

横川駅といえば、かつては軽井沢へ向けて険しい碓氷峠を越えるため、専用の機関車を連結するための停車時間があり、その間に駅弁が飛ぶように売れていました。それが「峠の釜めし」です。1997年10月に長野まで新幹線が開通した引き換えに、横川から軽井沢までの峠越え路線は廃止となってしまいました。しかし峠の釜めしは健在です。駅前広場でも売っていて、ここで買いました。ただし、まだすぐには食べません。食べるのはしばらく歩いてから…。

碓氷峠と鉄道の関係は深いものがあります。1893年に開通した時点ではアプト式といい、2本の線路の真ん中に別の歯車型レールを敷き、列車にも歯車を装着しておいて歯車をかみ合わせ、急坂でも滑り落ちないようにしながら進んでいました。1963年になってアプト式を使わず、強力な機関車(EF63)を助っ人として列車につなぐ形になり、それまでと少し違うルートを通るようになりました。しかし特殊区間で経費もかかり、速度も遅いわけで新幹線開通を機に廃止されてしまいました。廃止前に行くことができなかったのが今では心残りとなっています。

しかし、現在では「アプトの道」といい、アプト式の廃線跡を遊歩道として整備していて、途中まで歩くことができるようになっています。私は今回、このアプトの道を往復することにしていました。険しい峠道で行きはひたすら上り坂、帰りはひたすら下り坂という道になりますが。片道4.8km、往復すると10km近い散歩です。

アプトの道起点
アプトの道の起点=29日14時51分、群馬県安中市松井田町
EF63 25号機。かつて峠越え機関車として活躍していました
EF63 25号機=29日14時53分、群馬県安中市松井田町(碓氷峠鉄道文化むら)
上信越自動車道をくぐります。見えにくいですが
アプトの道(前半)=29日15時05分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
文化むらのトロッコ列車。今年はこの日が最終営業でした
文化むらの遊具トロッコ=29日15時09分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)

さっそくアプトの道を歩き始めました。最初のうちはアプト式ではなく、新しい路線の上(線路の頭だけ残して舗装しています)を歩くことになるのですがそれほどきつい坂道ではありませんでした。最初はテーマパーク・碓氷峠鉄道文化むらの横を通り、たくさんの車両を見ることもできます。そしてしばらく進むと、途中に丸山変電所という建物があります。かつてはこの変電所から機関車に電気を供給していたのです。このあたりから急に坂がきつくなりました。2.6km歩いたところに「峠の湯」という施設があり、ここから先は新しいほうの路線を外れていよいよアプト式の時代に使われていた廃線跡を歩くことになります。明治時代に掘られたトンネルを2つ抜けると、下に湖が見えてきます。「碓氷湖」といい、アプトの道から直接行くことができます。さっそく湖畔まで行きました。そして、ここで遅い昼食です。駅で買った峠の釜めしをここで食べました。

旧丸山変電所。トロッコもここで一時停車します
旧丸山変電所=29日15時12分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
ここで新線跡からアプト線跡へと移行します。左の建物が峠の湯
ここからアプトの跡へ=29日15時24分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
アプトの道第1トンネル。ここから5つのトンネルがあります
アプト第1トンネル=29日15時30分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
アプトの道第2トンネル。不自然な曲がり方をしており、避けた場所にレールが残されています
アプト第2トンネル=29日15時39分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
アプトの道第2橋梁。レンガ造りの構造物が至る所にあります
アプト第2橋梁=29日15時36分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
峠の釜めし。本来は列車内で食べるのが一番でしょうが
峠の釜めし=29日15時46分、群馬県安中市松井田町(碓氷湖)

峠の釜めしを食べ終わると、再びアプトの道へ。この時点ですでに16時となっており、日没の時間が迫っていました(この日の前橋市における日没が16時29分)。ここからアプトの道の終点まで1kmほどあります。少し急ぎ足で急な上り坂を進んでいくと、橋の上に出ました。正式名称「碓氷第三橋梁」、通称「めがね橋」といい、かなり有名なレンガ造りの橋です。この橋の上からは、峠の湯で分かれた新しい路線の橋も見ることができます。新しい路線も今となっては列車が走ることはなくなってしまいましたが…。さて、ここで地図を確認して荒船山の方角を向き、臼井先生を偲びました。碓氷峠から荒船山は比較的近くでもありますし(艫岩まで直線距離で17kmほど)、「うすい」が共通していることもあります。ただし、山がたくさんあるので方角が合っていても荒船山は直接見えませんが…。

第5トンネルを抜けた先にあるのは…
アプト第5トンネル出口=29日16時10分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
アプト第3橋梁(めがね橋)。200万個のレンガで構成され、重要文化財です
めがね橋=29日16時18分、群馬県安中市松井田町
めがね橋から、新しい線の橋が見えます。こちらももはや列車は走りません…
新線を望む=29日16時11分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)
めがね橋から、荒船山の方角を望む
荒船山を望む=29日16時13分、群馬県安中市松井田町(アプトの道)

16時20分、ここから今度は横川駅までアプトの道を下っていきます。次第に周囲が薄暗くなる中、トンネル内には照明がありますがアプトの道には街灯もありません。峠道なので周囲に民家もなく、とにかく暗くなる前に下りてしまわないと厳しいので、かなり急ぎました。それでも4.8kmの道のりを完歩するのには1時間ほどかかり、17時15分に横川駅に着いた頃にはほぼ真っ暗でした。今度来るときは朝から余裕を持って行かないといけないと思いました。

憧れの青い列車

横川駅では、どういうわけかわかりませんが次に乗る列車が遅れていました。11分遅れの17時22分に発車し、高崎駅へと向かいます。アプトの道を駆け下りてきた私はかなり疲れ、車内でひと眠りです。高崎駅で乗り換えて再び南下します。この後は上野駅から常磐線方面へと向かう予定でしたが、まだ少し時間に余裕がありました。時刻表を確認してみると、19時30分に大宮駅を寝台特急北斗星が発車するとのことです。17時59分に高崎駅を出て、上野駅には20時14分に着ければいいことになっています。北斗星を見てから上野に向かっても間に合うわけで、高崎から乗ってきた列車を19時17分、大宮で降りました。9番線で北斗星を待ち、写真撮影をしました。いつかはこれに乗って札幌に行ければいいなと思いつつ、大阪に住んでいると姿を見るだけでも大変なのですよね…。寝台列車で札幌に行くならトワイライトエクスプレスがありますし。

寝台特急北斗星。この日の機関車はEF81 88号機
寝台特急北斗星=29日19時29分、埼玉県さいたま市大宮区(JR大宮駅)
電光掲示板。ブレてしまいしましたが途中停車駅に「八雲」。塚本天満の妹の名前が「塚本八雲」というのです
電光掲示板=29日19時22分、埼玉県さいたま市大宮区(JR大宮駅)

常磐線の不思議

北斗星の撮影が終わると、上野駅へ移動しました。20時14分に上野駅に到着し、続いて常磐線へと乗り換えました。これで北千住駅まで行きました。さて常磐線には北千住駅と綾瀬駅が隣接しているのですが、この区間は特殊なのです。JRの規則では、北千住・綾瀬相互駅間の乗車券は発売しないということになっているのです。実はこの駅間は東京メトロ千代田線に属しているのです。そのため、両駅間に乗る場合は地下鉄の券売機でないと切符が買えません。しかし両方ともJRの駅でもあるため、地下鉄は乗れないホリデー・パスでも改札は問題なく通れますし、ホリデー・パスで北千住から綾瀬へ移動することも問題ありません。そのような特殊な状況をこの目で確認するため、北千住と綾瀬の両駅で降りてみたのです。

北千住駅運賃表。「綾瀬は地下鉄千代田線のりばの券売機でお求め下さい」
北千住駅運賃表=29日20時32分、東京都足立区(JR北千住駅)
綾瀬駅運賃表。見にくいですが、綾瀬の左隣、北千住までの運賃は書かれていません
綾瀬駅運賃表=29日20時47分、東京都足立区(JR綾瀬駅)

りんかい線・モノレール完乗へ

綾瀬駅から常磐緩行線で新松戸駅へ行き、ここで武蔵野線に乗り換えます。しかし武蔵野線の反対側ホームに上がってしまって少し焦りました。スタート直後の京橋駅でも同じことをやらかしているのですが…。21時21分にやってきた京葉線直通の列車に乗り、次に向かうのは新木場駅です。いつしか雨が降ってきており、明日が心配になってきました。そんな中で次に乗るのは、東京臨海高速鉄道りんかい線です。りんかい線はJRではありませんが、ホリデー・パスで乗ることができます。JRと関係が深いこともあって乗ることができるようですが、実際にやってきた列車はJRの車両でした。これに乗って向かうは天王洲アイル駅です。

天王洲アイル駅で、今度は東京モノレールに乗り換えました。しかし駅間が多少離れていて、少し雨にぬれてしまいました。東京モノレールはJR東日本の子会社となっており、やはりJR線ではありませんがホリデー・パス乗車可能となっています。モノレールで終点の羽田空港第2ビルまで行きました。飛行機に乗ることはなく、そのまま折り返して天王洲アイル駅へ戻ります。浜松町から天王洲アイルまではすでに2年前の公開初日舞台挨拶オフ会で乗っており、東京モノレール全線乗車を果たしました。天王洲アイル駅に戻り、再びりんかい線へ。りんかい線で終点の大崎駅へ移動し、りんかい線も全線乗車しました。この時点で23時33分となっています。いよいよこの日の宿へと向かうことに。

カプセルホテル初体験

さすがに2晩続けてマクドナルドで過ごすわけにもいかず、この日はカプセルホテルに泊まることにしていました。時刻表の広告欄に、1泊2300円という安いカプセルホテルがあったのでそこに行くことに。JR川崎駅すぐという場所らしいので、まず山手線で品川駅へ、さらに京浜東北線で川崎駅に向かいました。川崎駅に着いたのは日付変わって30日の0時6分でした。すでに月曜日なので“ホリデー”は終わっていますが、ホリデー・パスは終電まで有効なので何も問題ありません。川崎駅で降りるのですが、駅前にはそれらしきホテルは見当たりませんでした。地図を確認すると、意外と駅から離れていることがわかりました。結局雨が降る中、10分くらい歩いてようやくお目当てのホテルに着きました。カプセルホテルは初めてだったので少々不安もありましたが、わりと快適でした。入浴もできましたし、寝るスペースも狭いのは狭いですが致命的といったことはありません。むしろ今年の公開初日オフ会帰りに乗った「きたぐに」の寝台のほうが狭いくらいでした。

いよいよ本番当日。でもまだ観光

朝9時過ぎに目を覚ましました。まずは天気をチェックすると…すでに雨は上がっており、これから回復傾向となっていました。これは助かります。ホテルを出て、「塚本天満」を再び使うために品川駅へ移動する必要があります。ここで、あえてJRではなく京急を使うことにしました。実は川崎から品川までは、JRのほうが10円安いのですが…しかし乗っておきたかった車両があるので、迷うことなく京急川崎駅へ向かいました。ここで乗った車両は「ドレミファインバーター」と呼ばれている2100形です。動き出す時に音階が流れるというもので、この音を聞いてみたかったのです。本当に音階が聞こえてきて、ある意味感動でした。

京急川崎駅。京急はこれが初乗車でした
京急川崎駅=30日10時15分、神奈川県川崎市川崎区
川崎から乗ってきた快特の京急2100形。別名音階電車
京急2100形=30日10時28分、東京都港区(京急品川駅)

品川駅に着き、「塚本天満」で再入場しました。ここから目指すは新宿です。しかし、東京から総武快速線で錦糸町へ行き、そこから総武・中央緩行線で新宿へ向かうことになります。しかも道中、両国駅と水道橋駅で途中下車しながら…。ここで特例の話になります。使用中の「塚本天満」は、経路が「…名古屋・新幹線・東京・東北…」となっており、本来は品川から東京→上野→赤羽→大宮と抜けるルートを通る必要があります。しかし東京付近を通過する乗車券を持つ場合、特定の区間は回り道して進むことが許されています。この特例を活かし、今回は本来経路外になるはずの両国や水道橋にも立ち寄ることにしたのです。

両国駅に到着して途中下車を申し出ると、駅員はちらっと切符を見ただけで通してくれました。果たして特例を利用していることに気がついているのでしょうか…。しかも必ず捺す決まりになっているはずの途中下車印も捺さずに。仕方がないのでそのまま駅の外に出て、両国国技館へと行きました。外から見ただけですが、テレビでしか見たことのない建物が目の前にあるというのはやはり感動的なものでした。

両国国技館の正面入口
両国国技館=30日11時38分、東京都墨田区横網
両国駅。相撲っぽい雰囲気がここにも
JR両国駅=30日11時42分、東京都墨田区横網

駅に戻り、次に水道橋駅で再度降ります。ここでの駅員は途中下車印をしっかり捺した上で「どっちから来たの? この後はどっちに行くの?」と聞いてきました。おそらく特例適用を意識しての問いかけだと思われます。これでこそちゃんとした途中下車の扱いなのです。どの駅でもちゃんと対応してほしいものです。さて水道橋といえば、東京ドームの最寄り駅です。こちらもやはりテレビで見たことしかない建物が目の前にあり、やはり感動しました。なお東京ドーム最寄り駅なので、この駅の発車メロディーは某球団の応援歌が使われているらしいので本来は快速に乗ってサッと通過してしまいたいのが本音ではあります…。が、実際のメロディーを聞いても何の曲か正直よくわかりませんでした。

続いて新宿駅へ。ここでまた途中下車し、ちょうどお昼時というタイミングなので、スタジオアルタへと行ってみました。西口から出てしまい、アルタは東口だったので多少迷ってしまいましたが12時31分にアルタ前に到着しました。しかし12時ちょうどではなかったので「いいとも」関係を思わせるようなものは何もありませんでした。とりあえず写真撮影だけはしておきましたが。

東京ドーム。この時は何のイベントもしていませんでした
東京ドーム=30日11時57分、東京都文京区後楽
スタジオアルタ。この時「笑っていいとも」生放送中のはず…
スタジオアルタ=30日12時31分、東京都新宿区新宿

ついにメインイベント

新宿駅に戻り、都営地下鉄大江戸線に乗りました。12時48分に青山一丁目駅に到着し、「思い出を語る会」会場の青山葬儀所へ向かいます。方角がわからなくなってしまいましたが地図を見て確認し、13時ちょうどに青山葬儀所へ到着しました。すでに数十人が並んでいるようで、その列の最後尾につきました。入場制限が行われているようで、少しずつ区切っての入場となっていたようです。2回分待ったのちにようやく中に入れました。入口で臼井先生に向けてのメッセージカードと特製のクリアファイルを受け取り、展示品を見ることになります。思っていたようなお別れ会の雰囲気はなく、ただの展示会イベントのような雰囲気でした。展示品を見たり撮影しながら進んでいき、メッセージを書きました。そしてメッセージカードを箱に入れたら、それで終了です。会場にはマスコミも来ており、取材を受けていた人もいました。私のすぐ後ろに女の子がいて、TBSの取材を受けていました。小学生くらいだったようですが、学校を休んで来たのでしょうか。結局メインイベントは30分で終了しました。

臼井先生が生前使っていた道具
語る会展示品=30日13時18分、東京都港区南青山(青山葬儀所)
臼井先生が生前使っていた小物
語る会展示品=30日13時18分、東京都港区南青山(青山葬儀所)
中央の祭壇。キャラクターが写っていますがこの1枚だけ許してください…
中央の祭壇=30日13時22分、東京都港区南青山(青山葬儀所)
会場の遠景。並んでいる人もたくさんいます
会場遠景=30日13時32分、東京都港区南青山(青山葬儀所)

在来線で160km/h

再び青山一丁目駅から大江戸線で新宿駅に戻りました。ここで、「新幹線自由席特急券 大宮→越後湯沢」と「自由席特急券 越後湯沢→直江津(ほくほく線経由)」を購入しました。同時に購入することで、越後湯沢からの特急券に乗継割引を適用することができます。そして埼京線快速で大宮駅へ移動しました。

新幹線自由席特急券 大宮→越後湯沢
新幹線自由席特急券 大宮→越後湯沢
自由席特急券 越後湯沢→直江津
自由席特急券 越後湯沢→直江津

ここで新幹線に乗りますが、今回は「Maxたにがわ415号」です。本当はMaxでないものに乗りたかったのですが時間の都合上無理でした。今年春のオフ会で乗った「Maxとき」と同じ車両なので、せめて違いを出すために前回は2階建ての1階席だったのを、今回は2階席に座りました。越後湯沢駅に到着し、在来線に乗り換えます。ここから乗るのは、特急はくたかです。新潟県の南西部をショートカットする北越急行ほくほく線を通る列車で、ほくほく線内では在来線として日本最速の160km/h運転をしています。しかし日没を迎えてしまったので、160km/h運転中の景色は見えませんでしたが…。まあ、もともと長大トンネルが多い路線なのであまり景色は見えないですけれども。

トンネル駅タイムアタック

17時28分に直江津駅に着きました。ここで普通列車に乗り換えます。ここで乗る普通列車は、現在では「きたぐに」に使われている特急型車両を改造した車両が使われていました。そんな中古列車に揺られて向かった駅は筒石駅です。新潟県糸魚川市にあるこの駅は、現在では深いトンネルの中にあることで有名です。トンネル内は危険が多く、本来無人駅でもおかしくない規模ながら有人駅となっています。ここで降りると、思ったより多くの乗客が降りました。直江津からのどの駅よりも多かったくらいで、意外な気がしましたが地元の人には欠かせない重要な駅なのだと思いました。

419系普通列車。通称「食パン電車」
419系食パン電車=30日17時31分、新潟県上越市(JR直江津駅)
こちらが改造前の583系
419系に改造する元形式の583系「きたぐに」

この駅は「赤い青春18きっぷ」の愛用者には有名なのですが、少々変わった切符を比較的簡単に入手できるのです。この駅にはネットワークにつながった発券機械がなく、ここで指定席を取ろうとすると電話して席を取ってもらうことになるのです。次の列車が到着するまでの20分ほどの間に、この先で利用する列車の指定「特急券 はくたか20号 糸魚川→富山」を取ってもらおうと思って窓口に行きました。が、電話して手書きの切符を出すのはかなり時間がかかり、結局時間ギリギリになってしまいました。地上にある窓口から地下のホームまで280段ほどある階段を駆け下り、次の列車が到着する1分前にようやくたどり着けました。本当は富山から先の特急券も時間があればここで買いたかったのですが、こちらも余裕を持って訪れないといけませんね。それでも「入場・入坑証明書」をしっかりいただきました。

筒石駅の窓口とホームを結ぶ階段
筒石駅階段=30日18時12分、新潟県糸魚川市(JR西日本・筒石駅)
筒石駅待合室。列車通過時には強風が吹き荒れるため、ホームにつながる扉が閉鎖されます
筒石駅待合室=30日18時14分、新潟県糸魚川市(JR西日本・筒石駅)

ラストスパート

ギリギリで間に合った列車で移動し、18時35分に糸魚川駅に到着して途中下車しました。ここの窓口で、次に乗る切符を買うことに。「特急券 サンダーバード50号 富山→京都」と「新幹線特定特急券 京都→新大阪」を求めました。サンダーバードで大阪まで行けるのですが、乗継割引狙いで京都分割としました。大阪までサンダーバードだと特急料金が2830円になるところが京都までの乗継割引だと1310円になり、新幹線840円を足しても2150円で済ませることができます。ところが窓口で言われた金額は「8770円」でした。「!?」となってしまいましたが、これは私が悪かったのです。乗継割引を適用するには乗車券も同時に購入するか提示する必要があるのですが、今回「塚本天満」を提示していなかったので「糸魚川→大阪市内」の乗車券も含んだ値段を言われたのでした。乗車券は持っていますということで2150円を支払い、糸魚川駅に再入場しました。
なお、はくたか20号とサンダーバード50号だけ指定を取ったのは、ちょうど帰宅ラッシュ時間帯に当たり、自由席は定期券と自由席特急券で利用できるので、自由席が混雑する可能性があったからです。またこの日は閑散期となっていて、指定席が割安だったこともあります(自由席との差額が通常510円のところ、閑散期は310円)。

糸魚川駅には有名な赤レンガ車庫があるのですが、北陸新幹線建築工事の支障になるとのことでもうすぐ見られなくなると言われていました。次の列車を待つ間にその赤レンガ倉庫を撮影しました。しかし真っ暗なうえストロボがなく、何が何やらよくわからない写真になってしまいました。近くのホームに止まっていた古い気動車(こちらももうすぐ引退なのかもしれません)の写真も撮れたのでとりあえず良しとしましょう。

糸魚川駅赤レンガ車庫…のはず
赤レンガ車庫=30日18時46分、新潟県糸魚川市(JR西日本・糸魚川駅)
キハ52 115(国鉄色)
キハ52 115=30日18時45分、新潟県糸魚川市(JR西日本・糸魚川駅)

18時55分、「はくたか20号」が到着しました。さっそく乗り込み、これで富山まで行きました。富山到着は19時40分、そして次に乗る「サンダーバード50号」は富山19時50分発となっています。この10分の間に今日の夕食として、富山名物「ますのすし」を購入しました。そのまま「サンダーバード」に乗車し、ますのすしを食べてしばらくくつろぎます。22時45分、ダイヤ通りに京都へと到着しました。

特急券 富山→京都 サンダーバード50号
特急券 富山→京都 サンダーバード50号
富山ますのすし(小丸)
ますのすし=30日20時00分、富山県射水市(サンダーバード車内、越中大門-高岡駅間)

ここから新快速で大阪に行ってもいいのですが、せっかく特急券もあるので京都から新幹線に乗ります。乗った「のぞみ135号」はN700系ですが、これまでに乗ったN700系とは違いました。これまではJR東海所属の車両でしたが、今回はJR西日本所属の車両でした。駅到着時のチャイムが違うくらいで他には特に何も違わないのですが、ちょっと得した気分だったり…。22時52分に京都駅を出た新幹線は23時5分に新大阪駅に到着し、京都から新快速に乗るのと結局は同じ新快速に乗り継ぐことになりました。23時18分に大阪駅到着、これで2日前の18時13分から使い始めた「塚本天満」の任務が終わりました(厳密には、大阪から天満まで1駅分残っていますが)。

そして自宅に着いた時には0時を過ぎていました。かなり過酷な日程ではありましたが、行ってよかったと思います。臼井先生に最後のお別れをしてくることができましたし、2日間あちこちに出かけることもできて楽しかったです。最後に、このイベントのために休暇を取ることを快く許諾いただいた会社の皆様にも深く御礼申し上げます。

(乗車列車詳細)

乗車駅
発車時刻
降車駅
到着時刻
列車名
列車番号
車両系列車両番号
(編成番号)
コメント
塚本
18:17
尼崎
18:21
普通 新三田行
1199B
207系サハ207-1101
(T1)
スタートから新しい321系が来ず、古い車両(しかも第1編成)でした…。
尼崎
18:24
京橋
18:42
普通 松井山手行
4566B
207系クモハ207-1032
(S17)
 
京橋
18:46
天王寺
19:00
普通 天王寺行
2598E
103系サハ103-355
(KM4)
 
天王寺
19:04
久宝寺
19:14
普通 王寺行
1870K
221系モハ221-29
(NC609)
 
久宝寺
19:23
放出
19:38
普通 放出行
2507S
201系モハ200-266
(ND612)
 
放出
19:55
木津
20:46
快速 木津行
5524M
207系クハ206-1009
(T9)
 
木津
21:06
加茂
21:12
区間快速 加茂行
466Y
103系サハ103-407
(KM2)
奈良県・三重県との境に近い京都府で大阪環状線色の103系が…
加茂
21:22
亀山
22:47
普通 亀山行
264D
キハ120系キハ120-306
(−)
ワンマン
亀山
05:00
名古屋
06:08
普通 名古屋行
4300G
313系クハ312-3023
(B311)
ワンマン
名古屋
06:20
品川
08:07
ひかり500号 東京行
500A
N700系787-39
(Z39)
 
品川
08:16
鶴見
08:22
普通 大船行
707B
E233系モハE233-1278
(ウラ178)
11月20日から営業開始したばかりの新しい編成でした
鶴見
08:42
海芝浦
08:53
普通 海芝浦行
803B
205系クハ205-1105
(T15)
 
海芝浦
09:18
鶴見
09:30
普通 鶴見行
902
205系モハ205-38
(T15)
折り返しなので同じ編成です
鶴見
09:32
川崎
09:36
普通 大宮行
850B
E233系モハE233-1059
(ウラ159)
 
川崎
09:43
立川
10:37
普通 立川行
951F
205系モハ204-82
(ナハ44)
これよりイベント参加のため、三鷹まで1駅ごとに降ります…
立川
10:55
国立
10:57
快速 東京行
1052T
E233系サハE233-516
(T16)
 
国立
11:06
西国分寺
11:09
快速 東京行
1088T
E233系モハE233-425
(T25)
 
西国分寺
11:15
国分寺
11:17
快速 東京行
1006T
201系モハ201−219
(H4)
残り少ない中央線201系!
国分寺
11:29
武蔵小金井
11:32
快速 東京行
1136T
E233系モハE233-411
(T11)
 
武蔵小金井
11:45
東小金井
11:47
快速 東京行
1024H
E233系モハE233-48
(H48)
 
東小金井
11:54
武蔵境
11:56
快速 東京行
1118T
E233系サハE233-8
(T8)
 
武蔵境
12:03
三鷹
12:06
快速 東京行
1138T
E233系サハE233-14
(T14)
 
三鷹
12:17
新宿
12:30
青梅特快 東京行
1120T
E233系サハE233-34
(T34)
 
新宿
12:39
大宮
13:06
普通 小金井行
1670E
E231系クハE231-8066
(U111)
湘南新宿ライン
大宮
13:30
高崎
13:55
あさま525号 長野行
525E
E2系E225-1
(N21)
元は東北新幹線用の編成でした。
高崎
14:16
(信)横川
14:43
普通 横川行
139M
115系クハ115-1135
(T1144)
 
(信)横川
17:22
高崎
17:53
普通 高崎行
154M
107系クモハ107-118
(R18)
ダイヤ上は横川発17:11でした。
高崎
17:59
大宮
19:17
普通 上野行
962M
211系クハ210-3057
(C5)
 
大宮
19:48
上野
20:14
快速アーバン 上野行
3940M
E231系サハE231-6025
(U525)
 
上野
20:18
北千住
20:28
快速 成田行
2087H
E231系サハE231-178
(マト110)
 
北千住
20:40
綾瀬
20:44
普通 我孫子行
2015K
203系モハ203-3
(マト51)
 
綾瀬
20:59
新松戸
21:16
普通 我孫子行
2003K
203系モハ202-108
(マト63)
 
新松戸
21:21
新木場
21:56
普通 東京行
2077E
205系サハ205-153
(M15)
西船橋から快速、列車番号2076E
新木場
22:08
天王洲アイル
22:18
普通 大崎行
2227K
205系サハ205-149
(ハエ2)
りんかい線
天王洲アイル
22:27
昭和島
22:34
普通 昭和島行
2207
1000型1069
(第12編成)
東京モノレール
途中駅止まりなので、無理に乗らなくてもよかったのですが…
昭和島
22:40
羽田空港第2ビル
22:51
普通 羽田空港第2ビル行
2223
1000型1003
(第1編成)
東京モノレール
羽田空港第2ビル
22:57
天王洲アイル
22:57
区間快速 浜松町行
F2222
1000型1001
(第1編成)
東京モノレール
折り返しなので同じ編成です
天王洲アイル
23:25
大崎
23:33
普通 川越行
2327F
205系モハ204-370
(ハエ26)
りんかい線
大崎
23:44
品川
23:48
普通 山手線(内回り)
2306G
E231系サハE230-530
(トウ515)
何気に今回初の山手線。そして結果的に唯一のものに。
品川
23:53
川崎
00:06
普通 磯子行
2263A
E233系モハE232-1446
(ウラ146)
 
京急川崎
10:17
品川
10:27
快特 泉岳寺行
905A
2100形2156
(−)
京浜急行電鉄
品川
10:38
東京
10:49
快速 南浦和行
1044B
E233系モハE232-1429
(ウラ129)
 
東京
11:16
錦糸町
11:25
快速エアポート成田 成田空港行
989F
E217系モハE217-2079
(Y-40)
 
錦糸町
11:30
両国
11:32
普通 中野行
1103C
209系モハ208-501
(C501)
 
両国
11:43
水道橋
11:52
普通 三鷹行
1113B
E231系モハE231-50
(B25)
 
水道橋
12:08
新宿
12:21
普通 三鷹行
1107B
E231系サハE231-225
(B82)
 
新宿
12:41
青山一丁目
12:48
普通 都庁前行
1223A1
12-000形12-338
(第33編成)
都営大江戸線
青山一丁目
14:02
新宿
14:08
普通 光が丘行
1317B1
12-000形12-176
(第17編成)
都営大江戸線
新宿
14:25
大宮
14:57
快速 川越行
1385F
70-000系70-098
(Z09)
埼京線経由。りんかい線では乗れなかったりんかい線車両にここで乗れました。
大宮
15:10
越後湯沢
16:13
Maxたにがわ415号 越後湯沢行
2415C
E4系E458-13
(P13)
2階席
越後湯沢
16:34
直江津
17:28
はくたか18号 金沢行
1018M
681系クハ680-509
(W12)
JR西日本所属車両“ホワイトウイング”
直江津
17:33
筒石
17:52
普通 富山行
568M
419系クハ418-5
(D05)
食パン電車
筒石
18:15
糸魚川
18:34
普通 富山行
570M
475系クハ455-64
(A23)
 
糸魚川
18:55
富山
19:40
はくたか20号 金沢行
1020M
683系クモハ683-8001
(N-03)
北越急行所属車両“スノーラビット”
富山
19:50
京都
22:45
サンダーバード50号 大阪行
4050M
683系サハ683-302
(T22)
 
京都
22:52
新大阪
23:05
のぞみ135号 岡山行
135A
N700系783-3002
(N2)
JR西日本所属のN700系初乗車
新大阪
23:14
大阪
23:18
新快速 姫路行
3541M
223系モハ223-2176
(V54)
新快速に乗ると、嫌でも関西に帰ってきた感覚がしますね。

ホリデー・パス利用実績

乗車駅降車駅距離普通運賃コメント
品川海芝浦19.6km290円 
海芝浦立川43.7km690円以降中央線イベントは1駅ごとに改札外へ出る必要あり
立川国立3.0km130円 
国立西国分寺1.7km130円 
西国分寺国分寺1.4km130円 
国分寺武蔵小金井2.3km130円 
武蔵小金井東小金井1.7km130円 
東小金井武蔵境1.7km130円 
武蔵境三鷹1.6km130円 
三鷹熊谷75.6km1,280円(信)横川まで乗り越し
熊谷北千住68.7km1,110円68.7kmは実乗車距離。分岐駅通過特例で運賃計算から除外する日暮里・上野往復分(4.4km)、赤羽・日暮里間で短い距離で計算する経路特定の差分(0.2km)を含むため、運賃計算上は64.1km
北千住綾瀬2.5km130円東京メトロ千代田線扱い
綾瀬新木場44.0km380円44.0kmは実乗車距離。運賃は近郊区間特例を適用して最安経路(20.9km)によるものを表示(44.0kmの運賃は本来690円)
新木場天王洲アイル7.8km320円りんかい線
天王洲アイル羽田空港第2ビル13.8km470円東京モノレール
羽田空港第2ビル天王洲アイル13.8km470円東京モノレール
天王洲アイル大崎4.4km260円りんかい線
大崎川崎13.4km210円 
合 計320.7km6,520円ホリデー・パスは2,300円なので、4,220円分多く乗りました。
ちなみに品川駅から東海道線に乗り続ければ、岡崎駅(愛知県)あたりまで行ける距離です。山手線に乗り続けると9.3周ほど乗れます。

その他の情報のページに戻る