トップその他の情報2012公開初日舞台挨拶オフ会レポート


※暫定版です。写真などは後で追加予定です。

2012年4月14日(土)、「嵐を呼ぶオラと宇宙のプリンセス」公開初日です。いつものように初日舞台挨拶が行われるということで、今年もチョルスさんと相談の上でオフ会を開催することにしました。

前準備

今年はこの時期、神戸に出向いての仕事が続いていました。当日もおそらく夜遅くまで神戸での仕事となることが見込まれたため、東京への移動は三ノ宮駅を深夜0時13分に発車する寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」を利用することにしました。東京には朝7時8分に到着しますが、時間が中途半端なため、その後は大周り乗車で有楽町に向かうこととし、有楽町駅で9時50分にチョルスさんと待ち合わせをすることに決めました。昨年のゴタゴタがあったため、今年は仕事の状況を見極めていたために切符を買ったのは4月4日までずれ込みました(しかしその後、結局今年も慌ただしくなってしまうのですが)。

前日から

4月13日の金曜日、クレしんアニメ放送開始からちょうど20年となったこの日の深夜に出発というところでしたが、当日はいろいろな要因が重なり、やや早めに仕事を切り上げて帰れることになりました。当初の計画では、仕事を終えた後はそのままの服装で三ノ宮駅に23時30分ごろ到着してからサンライズを待つことにしていましたが、いったん家に帰る余裕ができたために帰宅し、シャワーを浴びて着替えてからの出発となりました。
自宅を出発し、東京とは逆方向の電車に乗って阪急岡本駅へ。そこから数分歩いてJR摂津本山駅へ移動しました。この時23時40分、そこから三ノ宮駅に日付変わった0時ちょうどに到着しました。阪急で三宮まで行ってもいいのですが、JRの切符が神戸市内発となっているため、神戸市内にある摂津本山駅から乗る方が阪急の運賃を節約できるためにこのような一見面倒な移動を行いました。

サンライズの夜

0時15分、定刻より2分遅れでサンライズ瀬戸・出雲が三ノ宮駅に到着したので乗りこみました。過去に2度大阪駅から熱海駅まで利用したことがある列車ですが、これまではずっとカーペット敷きのフラットシート「ノビノビ座席」でした。今回は寝台を利用することにします。サンライズの1人用B寝台は主に「ソロ」「シングル」がありますが、シングルは満席だったようでソロの利用となりました。その後は米原駅まではボーっと車窓を眺め、それからすぐに寝ました。いったん目を覚ますと、ちょうど静岡駅に停車していました。時刻を確認すると遅れもなく、順調そうでした。その後は浅い眠りではありましたがもうしばらく寝て過ごし、そして終着東京駅に到着です。しかし1分遅れの7時9分となりました。

東京近郊大回り

東京駅に着いた後、9時50分の待ち合わせ時間までは既に計画を立てていました。まず京葉線7時17分発の列車で南船橋駅へ移動し、そこから武蔵野線に乗り換えて武蔵浦和駅へ、そこから埼京線と山手線を乗り継いで有楽町駅を目指すことに。東京近郊区間からはみ出さず、経路の重複もないために東京から130円で移動可能です。しかしながら、最初からこの計画が崩壊してしまいました。まず京葉線ホームが遠いこと(もちろん遠いことは承知の上でしたが、9分あれば何とか間に合うかと…)、そして到着が1分遅れたこともあり、京葉線乗り場まで行っていったん途中下車し、130円切符を買った時点で7時18分でした。ただ、次の列車は快速ということもあり、もしかすると途中で乗る予定だった列車に追いつくかもという願望のもとで乗りこみました。ところが、乗ってから時刻表を確認したところ追いつけないことがわかったため、急いでも意味がなくなったために舞浜駅で降りました。

夢の国…の近く

舞浜駅といえば、東京ディズニーリゾートに隣接しています。発車メロディーもこの駅限定で、ディズニーの曲がアレンジされたものが流れており、またホームからもシンデレラ城などが見えます。が、もちろん私がこれから向かうのは有楽町ですので降りるわけにはいきません(大回り中なので途中下車もできません)。とりあえず改札のすぐそばまで行って写真を撮ったりして時間をつぶし、7時48分に次の列車に乗りました。8時ごろ南船橋駅に到着し、ここで武蔵野線直通列車に乗り換えます。すでに乗り換え列車はドアを開けて待っていましたが、発車は10分以上先です。このロスタイムが大きく響くことに…。ともかく、未乗車だった南船橋・西船橋間の乗りつぶしを果たし、そのまま3月に開業したばかりの吉川美南駅も通り(余談ながら、もうひとつ同日に開業した東海道本線相見駅も、寝ていたもののちゃっかり通過しています)、さらに武蔵野線に乗り続けました。

予定変更、130円追加…

さて武蔵野線で、さらに時刻表を眺めつつ計画変更をすることに。当初の計画ルートを通ると、有楽町駅に着くのが10時を過ぎてしまいます。舞台挨拶回の上映が10時5分からなので、あまり遅れるわけにもいきません。そこで南浦和駅で武蔵野線から京浜東北線に乗り換えて、そのまま有楽町駅に向かうことに。ただし、この場合東京駅を再度通過することになってしまうため、大回りルール違反となってしまいます。そこで東京駅の1つ手前の神田駅でいったん降り、再入場することに。一応神田駅でいったん降りても9時50分に間に合うことは確認の上です。本来は130円で有楽町まで着けるはずが、神田から有楽町まで130円の追加となってしまいました。また南浦和・武蔵浦和間も未乗車だったので、ここが未乗車のまま残ってしまう痛恨の展開に。京葉線で1分遅かったばかりに…。

そしてチョルスさんとの再会

9時49分、実際には神田駅で先にやってきたのは山手線だったため、山手線で有楽町駅に到着しました。いつもの待ち合わせ場所に着くとちょうど9時50分、もちろんチョルスさんはお待ちでした。挨拶もそこそこに、さっそくTOHOシネマズ日劇に向かいました。あいにくこの日の東京は雨でしたが、映画を観るのには天気は関係ありません(映画の後のオフ会で影響しますけれど…)。チョルスさんが抽選をくぐりぬけて購入されていたチケットを受け取り、いざ劇場へ。チケット代は1200円でしたが、チョルスさんに払い忘れたままだったことにオフ会が終わってから気がつきました。すぐにメールで謝罪し、次回お会いする時にお支払いしますと約束いたしました。本当にすみません。既に試写会などで2度観賞済みのチョルスさんに、今年の作品は長いのか短いのかを聞いてみると、長いという答えがありました。舞台挨拶後のスケジュールに関わってくるので一応確認したものです。
到着した時点で入場手続きは始まっていたので、すぐに入場することに。その際、しんのすけのお面をもらえました。今年は入場者プレゼントがあるのでしたっけ? と思いましたが、真相は舞台挨拶の時にわかります。ただ、お面を受け取る際にチケット半券を落としてしまいました。席番は覚えていたので支障はありませんでしたが、気をつけないといけませんね。10時5分に場内暗転、10時20分に本編が始まりました。とりあえず1回だけ観た段階ではありますが、やや難解な場面もあったと感じました。これはもう一度は観賞しておくべきだという印象です。上映が終わって時計を見ると、12時11分でした。ということは1時間51分ですね。これまでの最長が1時間47分で、同時上映を含む「温泉」でも1時間50分でしたから、文句なしに歴代最長でした。

豪華な舞台挨拶とお面

上映終了後は舞台挨拶の準備が始まりました。そしてまずは司会のテレビ朝日アナウンサー…かと思いきや、今回の作品にも参加されている羽鳥さんが登場しました。続いて野原一家の着ぐるみも登場します。次にゲスト声優の4芸人が、さらには主題歌を歌う渡り廊下走り隊7の6人が登場しました。元々7人グループでしたが1人脱退したので6人なのだと思っていたのですが、その後元クレヨンフレンズの1人、浦野一美さんが加入しており、実際に浦野さんがその場にいることが後でわかったため、誰がいないのかがチョルスさんとの間で後から話題になりました。AKBファンなら顔を見ただけでわかるのでしょうが…渡辺麻友さんが体調不良で欠席されていたようです。最後に野原一家の声優も登場し、20周年にふさわしく総勢20人という豪華な舞台挨拶となりました(渡辺さんが欠席となったため、シロのぬいぐるみも合わせてという少々苦しい形にはなりましたが)。
舞台挨拶の様子は東宝の公式サイトにあるのでそちらをご覧いただくこととして、最後に写真撮影がありました。今回は出演者の背後に観客がいる形となり、ここで入場時に配布していたお面をつけてほしいという呼びかけがありました。私としては未開封のままで保存したいところではありましたが、そっと袋から出すことに。さらに驚きとして、ちょうど私たちが座っていた列の1つ前の列に「2」「0」の大きなパネルが設置され、私の席が「2」「0」のちょうど間だったのです。この状態で写真撮影ですが、大きく手を振ってくださいと呼びかけがありました。そこで左手でお面を押さえ、右手を大きく振りました。私は非常に分かりやすい位置なので、もしかすると写真でもわかるのかも…とこの時思いました。実際には、出演者が持っていた14作目のパネルに隠れていてほとんど見えませんでしたが。
舞台挨拶が終了した時点で12時50分ごろとなり、劇場を出るところで水橋ホトリさんとお会いしました。2009年の公開初日以来なのですが、この時点ではいつ以来なのかはっきりわからない状態でした。ともかくお久しぶりぶりです。チョルスさんと水橋さんは試写会に参加されており(水橋さんがチョルスさんをお誘いしたものだったようです)、私だけがここでパンフレットを買いました。いつも通り500円のつもりでいたのですが、600円に値上げされていてちょっぴりガックリ…。劇場を出て、3人で有楽町駅に向かいます。水橋さんからこの後の予定を聞かれました。そこで私たちは、これから那須に行くと答えました。3月17日から栃木県の那須ハイランドパークで「クレヨンしんちゃんワールド」が開催されており、舞台挨拶の後でそこに行くことをチョルスさんと事前に打ち合わせしていました。ということで、水橋さんとはここで早くもお別れです。

「はやぶさ」…ではなくて「なすの」

有楽町駅の指定席券売機で、那須塩原駅までの乗車券と新幹線自由席特急券を買いました。那須ハイランドパークはバスで行くことになりますが、バスは那須塩原駅ではなく、在来線でさらに1駅北の黒磯駅から出ています。しかし、素直に黒磯駅まで買うと乗車券は2,940円となりますが、那須塩原駅までなら2,520円なのです。那須塩原駅から黒磯駅までは別払いとなりますが180円なので、合わせても2,700円で済むのです。
有楽町駅から山手線で東京駅に移動し、新幹線乗り場へ移動しました。これから乗るのは東京駅を13時20分に発車する「なすの259号」です。新幹線ホームで駅弁を購入してから乗りこみますが、この列車は各駅停車タイプの「なすの」としてはわずか2往復しか充当されていないE5系(「はやぶさ」に使われる緑色の車両)が使用されており、ちょっとだけ乗り得なのです。そのことは時刻表にも書いてあるので別に驚くことではないのですが。
13時20分に発車すると、昼食の駅弁を食べたりパンフレットを読んだりしていました。さらにはチョルスさんが分析録(ブログ)で書かれている内容のことや、昨年の「スカシペスタンってどんな国?」に関する話題などを繰り広げながら移動時間を過ごし、14時37分に那須塩原駅に到着しました。列車から降りますが、チョルスさんが慌てて車内に戻っていきました。どうやら、舞台挨拶の時にもらったお面を忘れていたようでした。チョルスさんは試写会と前夜新宿で開催されたイベントでももらっていて、お面は3つ目だったらしいですが。

那須ハイランドパークへの行き方

那須塩原駅で改札を出て、これからどうするかを少し考えることに。そもそも黒磯駅からのバスの時間は事前に調べていたものの、その時にははっきりとわからなかったのです(季節や曜日によって変わるためによくわからない状況でした)。場合によっては那須塩原駅からタクシーで行くという手も考えられました。ここで改めて調べてみると、15時20分黒磯駅発の便があることがわかり、14時59分発の在来線列車に乗りました。15時5分に黒磯駅に着きます。ここで、二人とも荷物が大量にあるために大半をコインロッカーに預けていくことにしました。コインロッカーは300円ですので、チョルスさんが200円を入れて私が100円を入れ、それから50円をチョルスさんに渡す形で折半しました。ほとんどの荷物を預けて身軽になった状態でバス停に向かうと、事前に切符を買うようにとの告示がありました。どこで買うのかすぐにはわかりませんでしたが、バス会社の営業所が見つかりそこで買えることがわかりました。片道1,100円なのですが、往復で買うと2,000円になるようです。バスの時間は、那須ハイランドパークに16時15分に到着し、黒磯駅行きは17時5分が最終だとのことです。時間が微妙でしたが、チョルスさんがスマートフォンで調べるとハイランドパークの営業時間がそもそも17時までとのことなので、帰りもバスを利用することに決めて往復分の切符を購入しました。

そして那須ハイランドパークへ到着

さてバスに乗り込みます。観光バスに近い雰囲気ではありましたが、普通の路線バスです。乗客は私たち以外に1人だけという状態で黒磯駅を出発しました。車内では引き続き、チョルスさんのブログのことであれこれと話をしていましたが、バスは次第に曲がりくねった山道に入っていきます。しかもスマートフォンの小さい画面を見ていたこともあり、途中で車酔いの症状が出てきて苦しくなってきてしまいました。途中であと1人だけ乗ってきましたが、その乗客も最初から乗っていた乗客も途中で降り、最終的にハイランドパークまで乗り通したのは私たちだけでした。
16時15分にハイランドパークに到着すると、雨だったからなのか時間帯が遅かったからなのかよくわかりませんが、土曜日なのに非常に閑散としていました。少々不安になりながらもまずは入場券を買います。16時を過ぎていたため、半額の750円でした。入場後、さっそくクレヨンしんちゃんワールドの会場を探しました。すぐに見つかり、中に入ります。昨年の城島高原では遊園地への入場料以外に400円が必要でしたが、今回は無料でした。ただし、中の雰囲気は城島高原の時とほぼ同じでしたが、スタッフの姿もほとんど見られずに客の姿もなく、放置状態のような感じだったのが少々気にはなりました。クイズは城島高原で20問だったのが今回は25問となっていました。SHIN-MENのスタンプラリーも同様にありましたが、今回は建物内に全てのスタンプがあるのでその点は楽でした。2人でクイズを解いたりスタンプを集めつつ進んでいき、出口にはグッズショップがありましたので各々買い物をしました。昨年はお金がなくて何も買えなかった悔しさがありましたが、今年はその点は大丈夫でした。クレヨンしんちゃんワールド会場を出た時点で16時50分ごろとなっていたため、トイレに寄ってからバス停に向かうことに。16時55分ごろ、出口に向かうところで2人の子どもを連れたお父さんらしき人の姿がありました。これからクレヨンしんちゃんワールドに行こうとしているらしい会話が聞こえましたが、あと数分で閉園時間ですので果たして楽しめたのでしょうか…。

祭りの後の帰り道

那須ハイランドパークを出て、17時5分のバスに乗り込みました。黒磯駅到着は18時です。行きに車酔いとなったこともあり、チョルスさんとも話をして帰りのバスでは静かにしていましょうということにしました。結局私はかなりの時間を寝て過ごすことになりました。18時に黒磯駅に戻ってくると、まずはコインロッカーから荷物を取り出して、帰りの切符を買います。私は上野駅までの切符を買いますが、行きと同様に那須塩原駅で分割した切符を買いました。帰りは時間が大丈夫だということを確認した上で、全線在来線を利用することに。18時10分発の宇都宮行きに乗ると、チョルスさんはカードの束を見せてくれました。1993年ごろに作られたもののようで、しんのすけの迷言やお約束などが書かれていたり、間違い探しのイラストが描かれたものが30枚くらいありました。こんなものもあるのですね…と感心しつつ1枚1枚じっくりと拝見いたしました。また、クレしん特集が載っていた雑誌「フィナンシャルジャパン」も見せていただきました。
宇都宮駅で上野行きに乗り換えて、チョルスさんにとっての最寄駅までやってきたところでチョルスさんが降りられるため、ここでオフ会が終了となります。お礼の挨拶を交わし、チョルスさんと別れました。今年も楽しい1日をどうもありがとうございました。また次回お会いできる時を楽しみにしております。

あとは単なる一人旅ですが

私はというと、この後上野駅まで移動してから、寝台特急おたけび007号の元ネタとなった「あけぼの」に乗ることにしていました。前回は野原一家が利用した状況をなるべく忠実に再現すべく、大宮・秋田間の利用でした。今回はせっかくなので上野・青森の全区間を利用することにしてました。20時54分に上野駅到着、夕食を購入してから13番線に向かうと、既に青い客車がドアを開けて待っています。客車8両と電源車、機関車全てを見てから乗り込み、21時15分に動き始めました。今回は前回と同じB寝台個室「ソロ」ですが、前回が1階室だったので今回は2階室を指定してみました。2階は窓が車体の丸みに沿って天井に向かって湾曲しているため、晴れていれば星空が眺められるのですが、あいにくこの日の関東地方は終日雨模様のためそうもいかず、比較的早いうちに(たぶん日付が変わる前に)寝ていました。

本州最北端

翌朝は6時ごろに起きました。外を見ると快晴でしたが、ところどころに雪が残っていました。走行中の場所は秋田県でしたが、さすがに日本は南北に長いものだと実感できます。桜前線を追い越して雪が残る場所まで来たのですから。終着青森駅には9時55分に到着しました。ここまでほぼノートラブルで来ていましたが、青森駅の構内放送で、どうやら秋田あたりで信号トラブルが発生したために青森発の特急が運休になるというアナウンスが。もう少しで巻き込まれていたのかもしれません…。青森駅で降りると、最初に先頭へと走っていきました。途中の長岡駅で付け替えられた機関車を確認するためです。既に客車と切り離されていましたが、まだホームから確認できる場所に留まっており、見ると「EF81 136」でした。あの時の野原一家が乗った列車を牽引したのと、まさしく同じ機関車です!
青森駅から出て、保存されている青函連絡船「八甲田丸」をまずは見に行きました。あとは確か「津軽海峡・冬景色」の歌が流れる記念碑があったはず…と思っていましたが、それがあるのは青森駅近くではなく竜飛岬ですのでそこまで行く時間はありません(後から調べたら、八甲田丸のそばにも記念碑はあるようです。当日は時間の都合で船尾付近しか見てませんが、船首近くにあるとか)。この後は10時30分発の特急「スーパー白鳥11号」で北海道へ渡ることにしていました。10時15分ごろになったので駅に戻り、そしてスーパー白鳥に乗り込みました。通路を挟んだ隣の席にはおばさんが2人乗っていて、津軽弁で話していました。本場の津軽弁を間近で聞けるというのはなかなかないことかも。やがて列車は本州から北海道へとつながる青函トンネルへと突入していきます。私にとっては初めての青函トンネル通過経験となります。北海道に行くのは2回目ですが、前回は飛行機利用でした。

はるばる来たぜ函館

青函トンネルを通過し、ついに北海道入りしました。青函トンネル前後で車窓には思っていたほどの違いが感じられなかったものの、何となく北海道っぽい雰囲気もあるにはありました。また木古内駅付近では北海道新幹線の工事が進んでおり、2015年にはこのあたりの様子も大きく変わるのだと感じます。その際に並行在来線はどうなってしまうのかという心配もあるのですが…そして、12時22分に函館駅に到着しました。こうして北の大地に14年ぶりに降り立ちました。前日の東京も雨で寒かったものの、なんだかんだでやはり北海道、晴れていても少々肌寒さは感じました。駅を出て、まずは何か食事でもと思っていると、駅近くの市場の人から声をかけられました。大阪から一人旅で来たことを伝えると、サービスしておくから毛ガニを買っていってとお願いされました。せっかくなので、お土産として買うこととしました。その場でゆでてくれるとのことで、食事はすぐ近くの店を紹介してもらい、カニがゆであがるまでの時間で海鮮丼を食べました。
13時10分、食事を終えてカニを受け取った後は残り時間で路面電車に乗れるところまで乗ろうとしました。函館山の近くまでは行ったものの、もう時間がなくなってしまったので函館駅に戻ることに。駅で帰りの切符と北海道名物「白い恋人」を買ってから13時56分発の「スーパー白鳥34号」に乗りました。函館滞在時間は1時間半ですが、新幹線のおかげで函館に14時近くまで滞在し、飛行機を使わずして当日中に大阪まで帰れる時代になったのです。15時59分に新青森駅に到着し、16時8分発の新幹線「はやて34号」に乗り継ぎます。

執念の乗りつぶし…アレ?

新幹線で東京まで行ってもよかったのですが、あえて大宮までにしておきました。特急料金が安くなるというだけではなく、前日乗りつぶし損なった武蔵野線南浦和・武蔵浦和間に乗るという目的を達成するためです。19時22分に大宮駅に到着した後、京浜東北線に乗って南浦和駅へ。ここで大阪までの切符は途中下車し、Suicaで入り直して武蔵浦和駅へと移動しました。武蔵浦和駅からはすぐ南浦和駅にとんぼ返りし、再び改札を出入りして京浜東北線に復帰します。これで武蔵野線は晴れて全線乗車! …だと思っていたのですが、後から記録を調べると西国分寺・府中本町間も未乗車のままでした。わざわざ今回ここまでする必要はなかったかもしれません。東京駅に着いたら21時でした。新大阪への最終は21時20分発の「のぞみ267号」ですのでまだ少々の時間はありますが、東京土産も買っておく必要があったので少し急ぎました。どうにか「のぞみ267号」自由席を確保し、23時45分に新大阪駅に戻ってきました。さらに乗り継いで、自宅に戻ったのは16日0時50分ごろとなっていました。

ということで、毎年のことながらいろいろな路線の列車に乗ることが最大の目的になっているような気がしなくもないのではありますが、今年の公開初日舞台挨拶オフ会レポートを締めさせていただきます。ありがとうございました。


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