トップ映画ヤキニクロードストーリー

「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」の大ざっぱなストーリーを紹介します。ただし、大ざっぱとは言ってもネタバレには確実になりますので、そのあたりはご注意ください。

東宝マークの後、今年はいきなりオープニング粘土アニメが始まります。11年目にして初、アバンタイトルなしの出だしとなりました。そしてこれまた初でしょう。ごく普通の野原家の朝から話が始まります。ところが、みんな不機嫌そうです。というのも、朝食がいつにもましてしょぼくれたものだったからです。しかしみさえは冷蔵庫を開けます。すると、そこには大量の焼肉が。数ヶ月切り詰めて昨日購入していたようなのです。そんなわけで納得したわけですが、その時、庭に車が突っ込みます。その車に乗っていた白衣の男は、かくまってくれと頼み込んできました。その後、サングラスの男(堂ヶ島少佐)も上がりこんできます。そして堂ヶ島は、野原一家に対して白衣の男から受け取ったものを渡せと迫ってくるのでした。身に覚えのない野原一家は家から逃げ出すことに。ひとまず幼稚園に逃げますが、そこで臨時ニュースが流れます。何と、野原一家が指名手配になったという内容でした。そこで、さらに逃走する野原一家です。

町中を逃げる野原一家はブティックに逃げ込み、そこでそれぞれ変装します。そうして追ってきた堂ヶ島たちの目をごまかしますが、隣のおばさんのせいで正体がばれてしまいます。その後どうにか逃げ、狭い地下の配管に逃げ込みます。しかし進んでいくと、そこにはスウィートボーイズという会社の部長ほか数人が待っていました。そのスウィートボーイズという会社が野原一家を追っているらしく、そしてその会社の本部が熱海にあることを知ります。野原一家は誤解を解くため、熱海に行くことを決意します。そこで、ヒッチハイクをすることに。どうにかトラックに乗せてもらいますが、スウィートボーイズの追っ手たちはしつこく追い詰めてきます。やがてトラックでは逃げ切れなくなり、野原一家はバラバラになってしまうのでした。

ひまわりはパラグアイオニバスという植物の葉に乗り、川を流れていきます。それを追いかけたシロも途中苦しみつつもハスの葉に乗ります。ひまわりを必死に追っていたのはひろしです。やがて、ひろしはひまわり・シロと再会を果たすのでした。その頃みさえは、追っ手たちが乗っているジンジャーを奪い、一人ででも熱海を目指すことに。しんのすけはというと、防衛隊のみんなのところに行っていました。ところが、防衛隊のみんなはスウィートボーイズに買収されていたのです。そうしてしんのすけはスウィートボーイズのメンバー、天城によって捕らえられてしまいます。しかししんのすけはうまく天城の手から逃れ、さらに逃走します。すると、防衛隊のみんなが助けてくれました。一度はしんのすけを裏切ったものの、やっぱり防衛隊のみんなはしんのすけの味方です。防衛隊のみんなは風間君の自転車ほかの乗り物に乗って熱海を目指すことに。しかし、追っ手の目をごまかすため、あえて人の多いアミューズメントパークに逃げることに。ところが敵もさるもの、ヘリコプターも動員してさらにしんのすけを追いかけてきます。ジェットコースターでの攻防戦を経て、しんのすけは風間君の自転車に乗って一人で熱海を目指すことになります。スウィートボーイズも自転車に乗って追いかけてきますが、しんのすけは巧みに逃げ続けます。

それぞれ熱海を目指すわけですが、途中で悩みます。しかし、今夜の夕食である焼肉のことを想像して奮起するのです。ひろしとひまわり・シロは徒歩で熱海を目指していました。みさえは途中敵から奪ったセグウェイ(ジンジャー)で熱海を目指すも、途中で車にぶつかりそうになって慌ててよけたところ、バランスを崩して海へ飛んでいってしまいました。やがてひろしたちが熱海に到着、スウィートボーイズの本部を確認します。とそこに、海に放り出されたみさえも流れ着いてくるのでした。そこには堂ヶ島や下田ほかスウィートボーイズの集団が待ち構えていたのです。やがて、自転車に乗ったしんのすけもその場に突っ込んできて、野原一家はようやく全員が団結します。一家の力でスウィートボーイズの面々を倒し、ついに堂ヶ島からスウィートボーイズのボスに会うことを許可されるのでした。そこでロープウェーに乗って本部へと乗り込んでいく野原一家です。

本部でボスと対面する野原一家です。実は、最初野原家に逃げ込んできた白衣の男というのはボスの兄だというのです。なんでも、スウィートボーイズはとある装置を開発したというのです。で、その装置のスイッチとなるパスワードは声なのです。本来ならボスの声を登録しておいていつでも使えるようにするつもりだったのですが、ボスの兄が勝手に音声登録装置を持ち出し、野原家に逃げた時の会話をパスワードにしてしまったというのです。だから、装置を起動させるのに野原一家が必要だったとのことなのです。朝の会話をそのまましゃべると装置が起動するとのことで、野原一家は早く帰りたいのでその会話を再現してみることに。しかし、いざやってみると微妙な言い回しの違いなどもあり、なかなかうまくいきません。それでも73回の挑戦でついに成功、ところが…。野原一家は解放されません。装置を使いたい時にその都度野原一家が必要だから、ここで一生過ごしてもらうことになるとのことです。さらに、ボスはその装置を使い、全世界の人間をボスの思い通りの動物に変えてしまうという悪事も働いたのでした。しかし、一瞬の隙を突き、しんのすけが装置を手にするのでした。そしてしんのすけは、全員をぶりぶりざえもんにしてしまうのです。その混乱の中、ついにボスを追い詰めていくのでした。こうしてスウィートボーイズの企みは終わり、いつもの春日部が戻ってきます。このあたりからエンディング曲が流れ、そんな中野原一家は新幹線で東京に帰り、さらに電車を乗り継いで家に帰ります。そして、ようやくの焼肉にありつくのでした。


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