第220話 1997年2月21日
ひな人形を買いに行くゾ | ☆☆☆ | |
しんのすけが、幼稚園でひな人形を作りました。それは、「名工しんのすけ作、おびなとえびなみどり(おびなは峰竜太がモデル)」そして、「オカマびなとオナベびな」というものでした。ひな人形と言えば、ひまわりの初節句ということで人形の町・岩槻に買いに行くところだったのです。で、大型専門店「玉々」に行くのですが、みさえはしんのすけに「こういうお店はまけてくれないから、ここではチェックするだけ」と耳打ちします。ところが、しんのすけが店員にしゃべってしまいます。みさえは立ち去ろうとしますが、そこにベテラン店員ひながたヒナ子がやって来ます。そしてこのひながた店員が身の上話商法を得意としていて、本当はいない息子の話をしたりしてみさえの気を引くのです。今は太っているけれど、昔はモデルと間違えられるような体だったとか、結婚したけれどやがて離婚、そして再婚するも相手が3カ月で突然あの世に逝ってしまったとかいろいろ話すのです。するとみさえはこの身の上話商法に引っかかり、何と38万円もする七段飾りを買ってしまうのでした。 | 中弘子 | |
義野利幸 | ||
水島努 | ||
若松孝思 | ||
しんのすけ みさえ ひまわり ひながたヒナ子 | ||
マリリンがまた来たゾ | ☆☆☆ | |
のびのび館の林マリ、通称マリリンが217話以来、再びふたば幼稚園にやって来ます。今回も車の運転をミスるマリリンで、花が咲いているプランターを轢きそうになります。そしてマリリンはまつざか先生に会うのですが、どうもまつざか先生とマリリンは気が合わない感じです・・・。さて、マリリンがやって来たわけでしんのすけたちがかけよってきますが、今回マリリンがふたば幼稚園に来たのは、営業のためではなく捨てられた子猫をもらってほしいということだったのです。しんのすけは「オラが飼う」と名乗り出ますが、みさえが許しません。何せシロの世話もろくにできていないのですからね。さて、そんなわけで誰が引き取るのかということになりますが、誰も引き取ろうとしません。すると、子猫はまつざか先生に近寄っていきました。どうやら子猫はまつざか先生のことを気に入ったらしいのです。マリリンはまつざか先生に子猫を渡そうとしますが、まつざか先生は拒否します。しかし、マリリンは「まつざか先生にまで見放されたらこの子猫はどうやって生きていったらいいの。このまま若い命を落とすなんてあんまりだわ。恋も知らずに」と涙ながらに言います。「恋も知らずに」という言葉でまつざか先生は思わず子猫を受け取ってしまいました。かくして、子猫はまつざか先生が飼うこととなりました。しんのすけが、子猫に「マリリン」という名前をつけました。そうして、人間のマリリンは帰っていきました。ネネちゃんは前回同様、終始マリリンに対して冷め切った姿勢でした。 | 翁妙子 | |
水島努 | ||
水島努 | ||
間々田益男 | ||
しんのすけ みさえ ひまわり 防衛隊隊員 よしなが先生 まつざか先生 園長 マリリン(人間) マリリン(ネコ) | ||
雪の降る街は寒くてつらいゾ | ☆☆☆ | |
今朝は雪が積もっていて、まだちらちらと降っています。そんな中、しんのすけはまたまた幼稚園バスに乗り遅れてしまいました。みさえが自転車で送っていくのですが、雪道なのでなかなかうまく自転車をこげません。やがて自転車を押していくことにしたのですが、あまりの雪でついに自転車をあきらめます。歩いて幼稚園まで行くことにするのですが、だんだん雪が強くなってきました。寒さが身にしみるみさえです。が、道ばたに自動販売機を見つけます。ポケットを探ると、ちょうど110円入っていました(当時、缶ジュースは110円だったんですね)。これで温かいコーヒーが買えるということで喜ぶみさえでしたが、何としんのすけが、冷たいジュース「アラスカオレンジ」のボタンを押してしまうのです。当然みさえはしんのすけを激しく責めますが、その直後音楽が。”当たり”でもう1本ということになりました。しんのすけが今度は温かいのを押すからと言って押したがりますが、みさえは許しません。で、ちょっとした攻防の末、いろいろあって今度はみさえが冷たいジュース「ヒンヤリグレープ」のボタンを押してしまうのでした。そういうわけでいつしか吹雪になった町で、冷たい缶ジュースを持ってたたずむ親子・・・。捨てるわけにもいかず、しかたなくその場で飲むのでした。当然猛烈な寒気に襲われるしんのすけとみさえです。やがて、しんのすけは眠くなってきました。そうこうしているうちにみさえまで気を失いかけてしまうのでした。もはや遭難状態ですね。それでもどうにか幼稚園まで行こうとするみさえでしたが、ついに力尽き、幻覚?まで見えてくるのです。そしてその場に倒れ込んでしまいます。しばらくしてみさえが目を覚ますと、雪はやんでいて、そこはふたば幼稚園の園庭だったのです。吹雪で見えなかったけれど無事にたどり着いていたわけですね。が、あまりの雪だったので幼稚園は臨時休園ということになってしまっていたのです・・・。 | もとひら了 | |
水島努 | ||
水島努 | ||
小川博司 | ||
しんのすけ みさえ 園長 |