2泊3日で東北山旅に行ってきました。
岩手山と早池峰です。
今回は岩手山の登山情報(山行記録)を書きたいと思います。
■岩手山登山記録
登頂日:2005年6月4日(土)
コース:馬返し駐車場から単純往復
【駐車場】
馬返しの駐車場はとにかく広いです。その広い駐車場に今回は3〜4台しかとまってなかったです。時期が早いのかな?土曜日だというのにちょっと少ない気もします。
駐車場にはトイレ(汲み取り式)があります。トイレットペーパー完備でした。また駐車場からちょっと登山道を上がってキャンプ場を過ぎると登山口広場にでます。ここには水洗トイレ、モニュメント、鬼又清水、非難小屋などがあります。この湧き水は名水みたいで汲みに来ている人がいました。
【旧道・新道】
登山口広場からミズナラなどの落葉樹の森を行きます。しばらくすると旧道と新道の分岐に出ます。
どちらを行くかは時と場合によるところが大きいです。
■新道の特徴(歩きやすい)
- ずっと森林の中を行くので展望・風通しは望めない
- 道が狭い
- 下部に歩幅の合わない人工の階段がある。
- 下部上部ともに森林の中で歩きやすい。
■旧道の特徴(眺めがよい)
- 下部は森林の中の比較的広い道。途中から左側が開けて眺めがよい
- 上部はガレ場の上りで歩きにくい
- 道が広い
- 全体的に展望がよくて風通しもよいので天気の日はオススメ。
途中何度か旧道と新道を行き来できるので使い分けるのがよいかもしれません。
今回は最初新道を歩き、途中から旧道に出ました。
理由は今回新道上部には残雪があり道がわかりにくいという情報を得たからです。
帰りはずっと旧道を下りました。
【熊】
下部の樹林帯は熊の出没地域です。今年になってからも糞や足跡が多々目撃されているそうです。今回も真新しい足跡がありました。
但し、熊は全く恐れる必要はないです。対処法さえ間違えなければ絶対襲って来ません。
心細い人は鈴でも鳴らしながら歩くとよいかもしれません。
樹林帯を過ぎると熊の出没報告はないです。
【1合目】
1合目から順に標識が立っているので登る目安になります。但し、登山口から1合目までがとにかく長いです。これだけ歩いてまだ1合目かといった感じでした。
でも、長いのは1合目まででその後は間隔がかなり狭くなります。2合目、3合目はすぐ来るのでご安心を!
【8合目】
8合目に山小屋があります。通常管理人がいるそうですが、今回はまだ山開きしてないので無人でした。隣接しているトイレも戸が塞がれていて使用不可でした。但し、山小屋の中のトイレだけは使用できたらしいです。靴を脱ぐのが面倒なので使いませんでした。
小屋前の広場に『お成り清水』という水場があります。先週から水が流れ出し始めたそうです。この水は飲めます。冷たくておいしかったです。
【デポ】
8合目に荷物をデポするのは良いのですが、必ず防寒着は着て行くか、持っていくかした方がよいでしょう。火口縁はとにかく風が強いので寒いです。
【火口丘取り付き】
8合目からなだらかな登り道を行くと不動平に出ます。ここは非難小屋とトレイがあります。その先はいよいよ中央火口丘の取り付きです。ここからはまた急な登りとなります。途中Y字の分岐に出ます。山頂へは左へ行った方が近道ですが、あえて右道を行きましょう。というのも左道はスコリアと呼ばれる火山砂礫道でめちゃくちゃ歩きにくいのです。右道の方が断然歩きやすいです。火口縁に登りあげると後は頂上を目指すのみです。頂上までは左右どちらを行っても距離的にはそれ程変わりはないのですが、断然左コースがオススメです。右コースを行くと頂上への最後の上りがかなり急でキツくなります。
【アイゼン】
7合目過ぎからところどころ登山道上に残雪がありました。但し、アイゼンは必要ありません。アイゼンが必要なのは年にもよるけど通常5月初旬頃までだそうです。
【花】
シラネアオイとチングルマが最高でした。こんなに数の多いシラネアオイを見たのは初めてでした。ショウジョウバカマは峠を越えていました。
【登山者】
駐車場の車の数からも明らかなように、登山者はめちゃくちゃ少なかったです。
【コメント】
この登山記録は、あくまでも残雪期の6月初旬の記録です。
季節が変われば山も変わるので、他の季節は状況もかなり変わってくると思います。
|