ちょっと遅めの夏休みを10日程度とることができた。
欧州方面に行く事を決めていたところに、日本代表の欧州遠征のニュース。
ちょうどいいので、それにあわせて休みと航空券をとることにした。
その後、まるまる日本代表の欧州遠征につきあうかどうかで迷い、
結局、フランスのパリに3日に入って、ランス(対セネガル)の試合だけを見て、
ドイツ経由でオランダから10日に日本に帰ってくるコースにした。
もちろん、これは予定であって航空券しか取得してないので、
行きたければイギリス・サザンプトンにいくことはできるのだ。
と言いながらJALの直行便にてパリへむかう。
同じ飛行機には某アナウンサーや新聞、雑誌などの記者っぽい人が結構乗っていた。
テロ事件があり、状況によっては遠征自体打ちきる可能性があるらしいのに・・・
となりに座ったAさんに話しかけると彼も日本代表を見に行くらしい。
物好きは物好きを呼ぶんだと、あらためて感じた。
Aさんは、緻密に予定を組んでいて、チケットは2試合とも日本で手に入れている様子。
ホテルも予約しているとかで、いろいろ情報をもらった。
そうこうして13時間。パリに到着。
適当なホテルを見つけて、就寝。
翌早朝、ガイドブックに載っていない街「LENS(ランス)」へ
なにしろ今日の試合が終わる頃には電車が終わっていると言う田舎らしい。
パリから1時間ほどでランスに到着。思っていたほど田舎ではない。
とりあえず、駅前にあったホテル(かなり小さめ)にチェックイン。
昔は炭坑の町として栄えていたらしいのだが、
現在はプロサッカークラブ「RC LENS」以外にはこれといった名物は無い様子。
しかしながら、98年にはW杯を開催しており、まぎれもなくサッカーのまちである。
「おう、今日セネガルと日本が試合するんだってなー。それでお前はきたのか?」(多分)
といろいろなところで話しかけられる。
偶然駅であったBさんと、とにかくスタジアムへ行ってみる事に。
駅を背にして線路沿いの道をまっすぐ左に15分程度歩くと大きな公園。
その中にスタジアムはあった。
当日券売り場にて50F(フラン・1F=約20円)(1,000円)のバックスタンドのチケットを購入。
(ちなみにメインは100F)迷ったが、バックの方で・・・
試合までだいぶ時間があるので、一旦僕らは駅のほうに戻って、2人で昼食をとった。
一緒に行ったBさんは学生(休学中)今年の4月から欧州を旅しているらしく、
あと半年は日本に帰らないらしい。今回の遠征の情報も友人のメールとか。
彼もついでにイギリスに行くようなことを言っていた。
昼頃になると日本人がけっこうランスに集まってきた。
元日本代表の高木さんもカフェでコーヒーを飲んでいた。
選手入場と僕
その町にいるものは確実に同じ目的であるからか連帯意識が強く、
見知らぬ日本人でも「こんにちは!」など挨拶がランスに飛び交った。
ホテルに戻るともう一人の日本人、Cさんと出会った。
彼は別件で訪仏したついでにランスに寄ったようだ。
3人で再びスタジアムへ向かった。
11・鈴木選手
ところで、ここに来てセネガル戦をここやる理由がわかった。
(一人のランスサポーターが熱心に説明してくれる)
RCランスの中心選手5−6人がセネガル代表選手なので、
リーグ中でもここなら代表を召集しやすいらしい。しかもセネガル本国は元々フランス領。
試合が始まる頃には、地元ランスサポーターとフランス中のセネガル人で結構埋まった。
つまり日本にとって超ド・アウェイ。テレビでは伝わっていただろうか?
15・奥選手
まわりはフランス人だが、子どもも多い。13歳なのにタバコを吸っているのだ。
顔は怖いが「あの選手の名前は?」と人懐っこく聞いてくる。
僕はきちんと「すずきさん」「ひろやまさん」と敬称をつけて教えた。
試合中、彼らは「さん」付けで選手を呼んだ。やなぎさわさんは言いづらそうだった。
試合は0−2で日本の負け。まぁ、セネガル人がアレだけ喜んでいるのを見ると、
Aマッチをここで開催して良かったと確信した。
喜ぶセネガル人
翌早朝、駅でJFAの大仁さんに遭遇した。
ランスのどのホテルに泊まっていたかはわからないが、
協会幹部もあの街に泊まるのは大変だ。
僕が泊まっていたホテル以上に大きいのは無かったから・・・
しかし気さくな人。
大仁さんと僕
俺「写真いいですか?」
大「おーぅ!応援ありがとう。(握手←かなり強め)」「で、サザンプトンは行くの?」
俺「うーん、どうしようか迷ってます。」
大「そうか。まぁ、どちらにせよ、気をつけて!」
いつかこの写真にサインもらいます。(つづく)
参照「RC LENS OFFICIAL HP」 http://www.racingclubdelens.com