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DARUMASHI-KIKOU PRESENTS 続・TAHITI BORABORA
爆笑!mamiのタヒチ珍道中!!vol.2-1 ― マニヒ編―
2度目のタヒチ旅行
97年の新婚旅行ですっかりはまってしまって、以来3年。2000年年末に2度目のタヒチ旅行に出かけたmamiちゃん。
前回、サイクロン直後の“本当に人がいない”ボラボラを満喫してしまったので、その気持ちで行くと今回はかなりがっかりしてしまうような気がして・・・・・。
で、「きっともう行けないから、ならば違う島にしよう!」と マニヒ島、ランギロア島を選んだそうです。

2000−2001
「一生に一度!」って何回目?

新婚旅行では「一生に1度のことだから!!」主人を脅してビジネスクラスで行ったのですが、今回は「もう今度は無いと思うから!!!」とまたまた脅迫してビジネスで行きました。
ただ、26日という暮れも押し迫った時期だったので、割とガラガラでした。あとから親しくなった方に聞いたらエコノミーも後ろは随分と空いていたそうです。

エールフランスの時はブロイラーの鶏状態
で、「も、もう食べられない」って位の食事量でしたが、今回は時間的に昼食ということもあってビジネスもワンプレートのみ。男の人には少ないよなぁって量のランチでした。


いきなり、ハプニング!
初めのハプニングはまず到着直後に二連発(笑)
荷物が出てくる前に「俺、トイレに行ってくるわ」という主人の後をくっついて歩いていたら、何故か堂々と女子トイレに入る。
私もその時点では気づかなくて、主人と別のトイレに向かったらなーんか様子が違うので、慌てて「逆だよ、逆、逆!!」 人が居なくて良かった。
その後すぐに荷物が出てきたんです。初めの方で出てくる筈の私たちの荷物。でも待てど暮らせど私のだけが出て来ない。色んな外人さんに疑いの目を向けつつ、全部の荷物が出てみんな入国してるのに、まだ来ない。とうとう私たちはビリになり、いやーな予感が...。
ぐるっと見まわして無ければ問い合わせに行こうということになり、歩き始めたら主人が笑いながら私のバッグを引きずってきました。
カーブを曲がりきらなくて「コテッ」って感じで落ちてたそうです。 しかも、人が集まらない内側に落ちていた上、貨物室とタヒチの温度差に耐え切れず、水滴をいっぱいつけて。
思わず、「すみません。色んな人を疑いました」と呟いてしまいました。

まさに『コバンザメ』ってか?

今回の旅行最大の笑いは、初めに訪れたマニヒ島でおこりました。
マニヒ・パールビーチリゾートで4泊したのですが、もう素朴で本当に素敵な島でした。
ボラボラのあのゴージャスな室内にはかないませんが、水上コテージの真下から生きた珊瑚が沢山。その為、海に入るにもちょっと苦労はしますけれど、その分ものすごい魚影の濃さに感動です。
お食事も日本語メニューが用意されていて、便利でした。
日本人スタッフの方から“楽しいから!”と強力なプッシュがあり、無人島のピクニックに参加したのですが、途中のポイントで自分たちのランチとなる魚を自分たちで釣り上げるんです。 ボート2艘で向かったのですが、私一番に釣り上げました。 (へへ、ちょっと嬉しかった)
キャプテンがランチの支度をしている間はシュノーケルを 銘々楽しむのですが、事件はこの時。
主人の水中カメラをちょっと借りようと近くまで泳いでいったら、なんと主人のお腹にコバンザメが“ひらりーん”とくっついて一緒に泳いでたのですよ。
確かにうちの主人は大柄だけど、それにしたってねぇ! サメじゃないっつーの。それに気づけよ本人!って感じでした。 もうマスクつけたまま大爆笑してしまいました。溺れるかと思った。あぁ私がカメラを持っていたら!!


夫婦って似てくるものです・・・

ホテルでは、プールを掃除をしてた時に通りかかって、長くておっきな白いホースをヘビと見間違った私が 「ひぃぃぃ」というヘンな声をあげて、従業員にニッコリ笑われた(呆れてた)んです。
それを見た主人がウケてしまって、後方を歩いてた私を指差して、歩きながら突っ込みを入れてたんですよ。でね、前を向き直ったら顔面15cm位までヤシの木が迫ってて今度は主人が「うぉぉぉ」ってヘンな声出して。
そしたら、もう従業員は掃除そっちのけで大爆笑しちゃって・・「似た物同士」ってきっと思われたに違いないです。


そ、そうでなくて・・・。

主人が毎晩「ヒナノビァー」を連発していたのですが、3日目にせっかくだからワインも味わおうと言い出しました。
いつものお姉さんがオーダーを取りにやってきて先に 「ヒナノでしょ!」って言ったんですよね。で、主人が「今日はヒナノじゃなくて、グラスワインの赤にしたい」 (双方つたない英語) 「え!二つも1度に頼むの?」 「そうそう、ヒナノじゃなくてワインね!」 おいおい、かみ合ってないぞー。と私は思ってたのですが、なにぶん私のヒアリング能力も??って位ですから、 黙って見てました)
数分後、私のオレンジジュースと共に、めでたくヒナノとワインが運ばれてきたのでした。いたたたた。もっと勉強しなくちゃ。 主人と誓い合ったのでした。
そして、マニヒ最後の夜。 あのお姉さんがやってきました。「分かってる。ヒナノとワインが飲みたい欲張りさんよね、ふふふ」 「ワインだよ、ワインワイン!!」 (こ、この展開って... そう、そうして最後のディナーの時も沢山運ばれてきたのです。
ここで、一つ主人を擁護しておきます。(笑) 主人は、英語圏の方とは、そこそこ会話が成り立つ程度の英語が話せる人なんです。なのに、何故かフランス語圏の方の英語が聞き取れないみたいで、(新婚旅行の機内でも、同様でした)四苦八苦。その上、違ってるんじゃない?と思いつつも手も足も口も出せない、役立たずの私がいるのでした。


最高級のおもてなしとは、こういうこと。

4泊のマニヒ島滞在は本当に楽しいものになりました。
最高級でありながら、とてもとてもフレンドリーな従業員の方たちでしたよ。とにかく、皆さんすぐに顔を覚えてくれます。
ディナーの時は、日替わりで色んな催しがあるのですがタヒチアンダンスショーは、従業員とその子供たちって顔ぶれでね、しかもみんなシャイなんです。 はにかみながらだったり、イヤイヤだったり。 見事にバラバラなダンスで(失礼)でもそれが本当に手作りで歓迎してくれているという暖かさにつながるんです。
今まで見た中で、一番印象に残ったダンスでした。


マニヒ、サイコー!!

マニヒ島。本当に素晴らしい所です。
管制塔もない、野原のような飛行場にはちょっとびっくりしましたが。(雨がしのげる程度の小屋があるだけです) いつかまた、必ず来たいね。と、 後ろ髪をひかれ、ノノに刺されまくったあちこちをボリボリと掻きむしりつつ、次の目的地ランギへと向かいました。


まだあった!97年の爆笑エピソード!!
みなさんもご注意あれ
ボラボラからタヒチ島に戻り、3泊を再びビーチコンバーにて滞在したのですが、最初の予定外の一泊がビジネスホテルのような部屋でがっかりしたので無理を言って、水上コテージに変更してもらいました。
新婚旅行ということで、お部屋にはフルーツがバスケットにどっさり。ベッドもお花で飾られてゴージャスでした。
「食べていいのよねぇ」とテーブルの上のフルーツに手を伸ばし、パイナップルにかじりついた瞬間ガチャガチャと鍵が開けられ、そこにはホテルスタッフが!! お互いに固まりました。 だって、私テーブルとソファの高さが合わないから、う○こ座りして食べてたんだもの。
あのスタッフのものすごくびっくりした顔、忘れられません。 あぁぁぁ穴があったら入りたいー!!って感じでした。
当日のお部屋変更には、十分気をつけましょう! (ってアドバイスになってない?)

(つづき)ランギ編へ!GO!!

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