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DARUMASHI-KIKOU PRESENTS 続・TAHITI BORABORA

爆笑!mamiのタヒチ珍道中 !! 2004フアヒネ編

●3年ぶりのタヒチ、今回はフアヒネへ!

今回の目的地はフアヒネ
もう一度マニヒに行くかとっても悩みましたが、この島に決定。
そして、島が決まれば次はホテル選び。
ソフィテルヘイパにかなり惹かれていた主人ですがやっぱり安心の大好きなパールビーチ系を選択

ところが、です。ヘイバ(いつの間にやらソフィテルではなくなっていた)が2004年末を持ってクローズだと知り それなら、記念にヘイバにしとけば良かった?と思った矢先なんとテティアレビーチリゾートはパールビーチからアウトリガー系列に変わっていたことを知りました。うーん、出だしから波乱な感じ...。
ま、気を取り直し、3年ぶりのタヒチを楽しまなくちゃ。

 

●「ファースト」の甘いささやき

今回は成田空港方面の標識にまどわされることなく、迷わずに車を預け空港へ。
時間余っちゃったね、なんて余裕な会話をしてた時「エアタヒチからお客様へ、別カウンターまでお越し下さいとの伝言を承っています。ご案内致します」とのこと。
そこで告げられた言葉は、びっくりするものでした。

「本日、ファースト、ビジネス、共に満席でございますがビジネスの一席に不具合が見つかり、この状態でお客様をお通しする訳には行きません。
一人で乗られるお客様もいないので、揃ってエコノミーに変更して下さる方を探しております。差額はお返しします。帰国便は差額なしでファーストにアップグレードさせていただきますのでどうでしょう?」

テンションのあがってきた私たちに水を差すような言葉。
でも主人は「帰りはファースト」にちょっぴり釣られ「だったらばらばらに座って、途中で交代するっていうのは?」と質問したらそれはダメだと。2人一緒に!と念押しされてしまいました。
「ファースト、ファースト、ファースト」甘い響きにぐらぐら揺れ動いたもののお断りしてしまいました。

機体はボラボラ2号
前回は1号に乗って行きましたが、前後の幅は1号より心持ち広くなっており、各々のパーソナルモニターも 大きくなっていて快適でした。
お食事もまぁそれなりに。でも、驚いたのはパン!すごい美味しくなってました。暖かくてふわふわしていて 思わずおかわりしてしまった程。

しかし、主人のヘッドホンは片耳からしか音が聴こえず、なんかバランスが狂うからと聴かずにひたすら飲んで寝て過ごしていました。
気流の関係からか、10時間50分のフライト予定
思ったよりも早くついた気がします。
そうそう、雷を見ました。雲の上の雷ってすごく芸術的で綺麗でしたよー。
飛行機には落ちないのかな。


●謎の液体

無事ファアアに到着後、国内線のフライト開始までの3時間を修行のような面持ちで過ごしました。
いつものことながらこの連携の悪さにイライラします。
今までは国際線の離発着に合わせて開いていたお土産屋さんナマタも固く扉を閉ざしたまま。もう一軒も6時前には開いていたのにここもクローズ。
全くすることのない、辛い時間でした。

やっとの思いで国内線に搭乗し、何の気なしに右側へ座りました。
離陸してすぐ、左手にモーレアが見えたようでやっぱり左側に座ったほうが良かった?なんて思ってたら小さくて可愛らしい島が突然目に飛び込んできました。
そう、テティアロア島です。なんて可愛いのーー!

いつか行きたいと思いながら、コーヒーをすすっているうちにフアヒネ到着!たった40分の短いフライトでした。

空港には迎えのタクシーが。
「暑い。暑い。今日はクレイジーな暑さだ。」とぼやく運転手さん確かに暑すぎるかもー。これでまた前回みたいに 何時間も部屋に入れなかったら倒れてしまう...。
と思っているうちにタクシーはボート乗り場に到着。
正味3分もなかったような。ここから30分間隔で運航するテティアレ専用ボートに乗り、いざホテルへ。

海上に浮かぶレセプションとレストランなどのメイン棟にボートが着きほら貝で歓迎の意を表してもらい、やっと到着。
ラッキーなことに部屋にはすぐ入れるとのこと。
「部屋で休んだら?」という優しいスタッフのお姉さんに対し「ご飯食べたい!」と主張。「そんなに空いてるの?」と笑われつつ着替えもしないまま、スーツケース持参のままレストランへ。

ホテルのパンの美味しさったら、最高でした
ハムやチーズはかなりHOTな雰囲気だったので、無難なサラダやフルーツとパンを選択。
フレンチトーストを見つけ、脇にあったメープルシロップをかけようと手を伸ばしました...ん、なんじゃこりゃ?
瓶の中身は確かにメープル。でも、うわずみっていうかなんて言うか上に水みたいなもんがたまってる
ちょいとこぼして舐めてみたけど無味。こ、これは一体何?勢いよくこぼせば混ざるもの?と思ったのですが、私のトーストは水らしきものでびちょびちょになりました。
主人は食べてみたら甘いのかもよ、と言うので、恐る恐る口に運ぶんだけど「やわらかいフレンチトースト、水を加えて更にソフトよん」状態。とっても食べられたもんじゃない。
あの水はこぼして使うものなのか!納得いかん、もう一枚!
と懲りずにまた行ってみたら、なんともう瓶スレスレにその訳の分からん液体が溜まっていました。な、なんなのこれ?


●風呂ぐらいゆっくり入らせてくれ〜 !!

納得のいかない朝食を終え、やっと部屋に到着。
お部屋はタヒチの全ホテルで一番の広さというだけあって大きくゆったりした作り
広いベランダの日当りのいい所にはデッキチェア。
その他に屋根が付いているスペースもあり、そこにはテーブルと椅子が。
遠くにはライアテア島とタハア島がバッチリ
景色はいいんだけど、目の前には何故かオレンジのブイがぷかぷか
なんでも、ボートが行き来するのでブイの手前でシュノーケルしてね、との合図。
ちょっと景観損ねるなぁ

ま、いっか。疲れていたので早速ジャグジーにお湯を張り、疲れを取ることに。
すると出てきたのは茶色いお湯。こらぁぁぁなんで泥水が出てくるんじゃー!!
どうやらあんまり使われていなかったのか、しばらく泥水ノンストップ。
やっと透明になったのでお湯を溜めて入りました。
浴槽の中で何かが手にあたったので、恐る恐る持ち上げてみると部品の一つが。勢いにおされて取れたみたい。ま、いいや。

ま、色々と疑問は持ちながらも、バスタイム終了。
その時、ふと気づいたのです。なんでバスルームの床がこんなにびちゃびちゃなんだ?って。
そのびちゃびちゃの行く先をたどると、なんと浴槽。浴槽から、微妙に静かに水漏れしてるんです。
クレーム言うほどひどいものじゃなく、ホントに微妙な感じ。でも確実に床は濡れていく...。
結局、ジャグジーは初日で使用禁止となりました。


●使えない金庫

それにしても、この暑さはなんなんだ!
水をひねってもお湯になって出てくるし、エアコンも暑すぎて全く効かず
これはもう海に飛び込むしかなーいとベランダに出てみると...。「ふ、深い」
おさよさんのご主人ではないですが、私もそんなに泳ぎが得意ではなくいきなり足のつかない所からのスタートは怖い。

ディープ水上かどうか迷った時に、ただの水上では、水深が足首程度なので泳げる所まで行くのが大変というリサーチ結果を得ており、あえてこちらにしたのですが、深すぎるっちゅーの
ディープ水上に泊まってる他の人たちは海面までの小さなハシゴは使わず、簡易シャワーの所からガンガン飛び込んで入水。
(怪我する心配もない程深い)ひぇぇぇぇぇこわいぃぃぃぃぃ。
初日は結局海に入らず。本を読んでライアテア島に沈む夕日を見てあとはうたた寝してました。大人な感じでいいでしょー(負け惜しみ)
今度タヒチに来る時は水コテじゃなくてもいいじゃないのか案、急浮上(笑

そうだ、貴重品しまわなきゃ。主人にパスポートと財布を渡したところ、何やら苦戦中。
そして「うぎゃー開かなくなったぁぁぁ」
登録番号を間違えたのかと聞くと、そうではないらしい。
すったもんだの大騒ぎの末フロントに電話をしました。
リセットしてもらって、スタッフと色々試したところ、なんと暗証番号4桁中に9か0を選択すると開かなくなる(つまり壊れている)のが判明。
なんちゅー金庫だ、おい。


●ライバル出現!パーティ野郎

まま、気を取り直し人生初、海外でのクリスマスディナー!
みんなオシャレしてるんだろうなぁと期待しながらレストランへ向かうとかなーり地味。Tシャツに短パンの人ばっかりでした。
幾らかのドレスアップは必要でしょ...と注意したくなるほどカジュアルな人たち。なんだか拍子抜けしてしまいました。
とぼとぼと部屋に戻り、色んなことがありすぎて疲れた、もうさっさと寝ようと鍵穴に鍵を差し込むと...開かないっっ
部屋間違ってる?どういうこと?押しても引いても叩いても蹴っ飛ばしても開かない。なんだよー!!

水コテはレセプションから遠く、今きた道をまた戻るのかと思うと気が重い。どうしたらいいんだろう...と途方に暮れているとたまたま通りかかったスタッフが助けてくれました。
鍵を開けてから、ほんの気持ちだけ手前に戻すようにしてから押すとあっさり扉が開きました。
おおぉぉメルシーメルシーってか、建てつけ悪いのかよぉー

なんだかぐったりする出来事満載の一日だなぁ
飲みなおしてから寝ようと、主人は製氷機まで氷を取りに行きました。ところが肩を落として戻ってきた。

テティアレのプライベート感がそうさせるのかも知れないけどレストランを利用せずにルームサービスで食事を取る人が結構多いのです。そしてクリスマスだし、部屋でパーティとばかりにみんながこぞって氷を取りにくるものだから、かなり大きな製氷機なのに底に数個の氷が転がってるだけだったそう。
そう言えば、昼間っから大盛り上がりの部屋があって日中から何度も氷を運んでたなー。
主人は「あのパーティ野郎のせいだなー」とライバル視。

この日から主人とまだ見ぬパーティ野郎との氷を巡る戦いが始まったのです。

 

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