マリオとラ・ヴィルフランシュについて
マリオの店は、高知市にあるフランス料理店<ラ・ヴィルフランシュ>です。お店は日曜市が開かれる追手筋にあり、1977年の創業です。
最初の店を出したのは、高知市内はりまや橋にあった<とでん西武百貨店前>でした。店名は<マリオ>。<得月楼>という有名な料亭の、電車通りを隔てた反対側にあり、4人掛けテーブルが3つに2人掛けが二つ、合わせて16席という典型的なパパママ経営の店で、文字通り、夫婦二人だけの店でした。
追手筋へは1988年に移ってきました。規模も大きくなり、店名も<ラ・ヴィルフランシュ>と改称したのですが、最初の店の名前<マリオ>のほうが覚えやすく親しみやすいからでしょう、自身も店も、変わることなくその名前で呼ばれています。
現在の店名の<ラ・ヴィルフランシュ>は、< The Free City >、<自由の町>という意味です。自由に考え自由に行動することを重んずる自身の気持ちと、自由民権の町高知、ルネッサンスをはぐくんだヨーロッパ中世の自由都市。そして、フランスにその歴史をとどめて今も存在する、いくつかの<
Villefranche *** >という町に思いを寄せてこの名前を付けました。
高知は、なんと言っても和食の強い土地柄です。「高知で西洋料理の専門店は到底無理。」そう言われるなかでのオープンでしたが、お陰様で、幸運と支持を得てフランス料理一筋に四半世紀を過ごすことが出来ました。
マリオの店は、開店以来《手作りのおいしい料理とハーティー・サービス。お手ごろ価格の実現》をコンセプトとしてきました。どんな料理も、おいしくなければ意味がないし、食べてもらわないことにはチャンスは生まれないと思います。
現在の<ラ・ヴィルフランシュ>も、その同じ考えを《高知の街の小さなフランス》というテーマのもとに実現しようと努めています。やさしい課題ではありませんが、しかし、やるだけの値打ちのあることと思います。
なお、レストランの営業情報など、ラ・ヴィルフランシュについてもう少し知りたい方は、下のリンク<
Guide to・・・> をクリックして営業案内のページを開いてください。また、Jardin
de Marioへは右側の<SiteMENUへ>をクリックしてください。
2003年8月2日 マリオ
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